見出し画像

映画雑記~アリ・アスター「ヘレディタリー」を観て~【ネタバレ注意】

こんにちは、Ayaです。

今回は映画雑記として、私の大好きな作品「ヘレディタリー」について語っていこうと思います。

※この記事は映画のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

先ほど2回目の鑑賞を終えたのですが、本当にホラー作品としてのクオリティがずば抜けて高いです。

初見時には気がつかなかった細かな演出にも気付けて大満足です。以下、箇条書きで新発見できた部分。↓

●妹・チャーリーが兄・ピーターと行ったパーティーで「喉が焼けるように痛い」と訴えたのは、ペイモンの呪いではなくナッツによるアレルギー反応。(映画冒頭での祖母の葬儀シーンでチャーリーがチョコレートを食べる際、父のスティーブが「ナッツは入っていないか?」と気に掛けるシーンがあった)直前に同じキッチンでナッツ砕いてたもんね…。

●父・スティーブが焼死した直後に、家の周りの風景が昼から夜へパッと切り替わるシーンがあるが、夜のカットをよく見ると家の周りを全裸の信者たちが取り囲んでいる。こわ〜…

●ラスト直前、屋根裏部屋でのシーン。母・アニーが自ら首を切り落としている時にふと差し込まれる、3人の信者が屋根裏部屋の隅からピーターを見ていた時。ほんとに2秒くらいの短いシーンだし、何より暗い部屋の中で全裸の中年白人が微笑みながらこちらを見ているという超不気味なシチュエーション。初回の鑑賞では本当に怖かったけど、落ち着いて見ることができた2回目では「微笑む人々」と「他人の家の屋根裏に全裸で立ってる」ことの絶妙なアンバランス具合が、イコール「本能で感じる不気味さ」を表現しているんだなぁ…と、改めてアリ・アスター監督の手腕に唸る。

徹頭徹尾「悪夢」な映画です。『これは夢だ…』と自分の頬をぶつピーターにめちゃくちゃ同情しますわ…泣

では、こんなところで。次回作も楽しみだな。

Aya M

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?