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転職戦士になった理由②


転職戦士。年齢の割に転職回数が多く、転職することに対するハードルが低い。次の職は何にしようかといつも考えている。

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新卒で就職した会社を5年勤めて退職し、次に選んだ仕事は美容部員、販売職でした。選んだ理由は「自分の外見を綺麗に整えて働き、好きなコスメを扱えるから」。

面接が受かったのは、初めての転職ということと、学生時代にメイクを勉強していた経歴がクリアした理由かな、と思っています。
メーカー採用ではなく百貨店の契約社員としての採用でした。

退職した翌日から美容部員デビュー。

百貨店の研修を受けて売り場に立っていましたが、ここでもモヤモヤした気持ちが湧き上がってくるのです…。

『好き=向いている』は勘違いだった

自分が綺麗になれて
大好きなコスメを扱えて
売り上げ貢献してキャリアを積んで、、、

期待を握りしめて臨んだ職業は、私には不向きだったとすぐにわかりました。私がコスメを好きな理由は、私自身にリターンがあるから

・綺麗になれる
・好きな物に触れている満足感

この2つを満たしたいだけで、売り上げ貢献についてはかなり難しいと思い知らされました。
商品を勧めたからといって買ってもらえる訳ではない。
ましてや、他人にメイクすることに慣れていない販売員にタッチアップしてもらって、よし!買おう!と決断するお客様がどれほどいるか…。

入社してすぐのペーペーが、売り上げ貢献した!!と思えるほど販売数を伸ばせられるなら、全国の美容部員の方々は売り上げについてマネージャーから叱られることはないでしょうね。

何より、自分のために綺麗でいたい、コスメに囲まれたいと考えている人間が、購入してもらう為の営業トークやニーズを捉えた商品提案なんてできるはずない。
やってやる!!って気合いが全く湧いてこなかったんです。

売り場に立って、私の考えが甘かったとすぐに気付き頭打ち状態。
1ヶ月程で「進む道間違えたな…」と思い始めました。

辞めることに対してのハードルが下がる

「せっかく就職したし」「まだ楽しみを見出していないのかも」「友だちはみんな頑張っているのに」

辞めたい気持ちと、辞めたら誰かに責められるんじゃないか、辞めたら負けになるんじゃないかという気持ちが渦巻いていました。

それでも辞める決断をしたのは、夜寝られない・休日も仕事のことばかり考えていたから。
1日だけどうしても出勤したくなくて休んだのですが、その時親から「ずる休みか~?」と冗談っぽく聞かれ、社会人になって私はずる休みしてしまったのか…と恥ずかしくなったのを覚えています。
(体調悪いねん~と返事しましたが、内心ドキドキでした。)

ずる休みをしたことで少しだけ気持ちが落ち着き、「もう少しだけ頑張ろうか」「いいやもう嫌だわ」と悩んでいました。

しかしある夜。
顔に違和感があり、手で拭ってみると大量の鼻血。
うっかり鼻に傷をつけない限り、鼻血なんて滅多に出さなかったので「あぁ、たぶんもう心身ともに限界なんだ」と悟りました。

入社3か月で退職へ

年末年始も2か月先に控え、本来なら退職の3か月前には申し出ないといけないところでしたが、無理をお願いして退職の意向を伝えたその月末に退職しました。

出来ることなら余裕をもって退職したかったのですが、仕事の帰り道に涙が止まらなくなったり、相変わらず夜寝られなかったりと体の不調が止まらなかったのです。

最終出勤日までは、あと〇日で終わりとカウントダウンしていた気がします。
最終日は特に未練もなく、「憧れの仕事は自分には全く向いてなかったと知れてよかった」なんて前向きになっていましたが、自分にはできる!と考えていた仕事を辞めたことは、自信をごっそり削り落とす結果になりました。



次の就職先も決めずに退職したのですが、すぐに転職活動を始めるつもりだったので不安はありませんでした。むしろ、苦手分野が分かったから次は失敗しないぞ、と意気込んでいた記憶があります。
最初の転職活動があっさり受かったことと、その当時はまだ若かったこともあって、次もすぐに決まる気がしていたんですよね。

次回は自分史上、最悪の職場にあたった経験をお話していきます。
今思い出しても悔しい気持ちが溢れますが、それは記事に盛り込みますね!!!

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