猫との抗争 （食料庫編）

猫は可愛い。可愛いけど困ることもある。これは、そんな困った猫との、とある抗争の記録だ。

うちは、キャットフードを台所の下のスペースに収納している。パウチに入ったウェットタイプのものと、カリカリと両方あげている。

猫は賢い。そこにご飯があるとわかれば、力ずくで手に入れようとする。（トップ画はその時の様子）苦肉の策で、取っ手をタオルで結び開かないようにしていた。しばらくは平穏な日々が過ぎた。

しかし、事件は起きた。朝目が覚めると布団が魚くさい。生魚の臭いがそこら中に満ちている。なんなんだと部屋を見回すと、食い散らかされたパウチが数個転がっていた。

猫は賢い。タオルを二重で結んだくらいじゃ、全然太刀打ちできないのだ。こんな日々が3日続いた。当然洗濯機は、シーツを洗うためにフル稼働し続けた。食べ過ぎた金ちゃんはお腹を壊した。（その処理も結構大変だし、何よりかわいそう）

「このままだと、誰も幸せになれない。」私は思った。新たなロックの方法を見つけなければ。『観音扉 ドア ロック』と検索魔のスキルを駆使して方法を探す。（こういう時は画像検索がオススメ）

賃貸なので跡が残らない方法がいい。出来れば開閉は簡単な方がいい。見た目もこだわりたい。無理難題のように思えたが、私には確信があった。「いま私が困っていることは、すでに誰かが解決しているはず」（他力本願の極み！）

果たして方法は見つかった。幼児に開けられたくないドアをロックする方法として書かれた記事を発見。その方法がこちら。

カラビナを使ったドアロックだった。100円ショップで揃えられたので、数百円の出費。見た目も悪くないし、未だ猫には突破されていない。

猫は可愛い。そして猫は賢い。また、生魚の匂いで起こされる日が来るかもしれないが、またその時は新たな猫との抗争として知恵比べするのみだ。それもまた猫と暮らす喜びでもある。