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冷蔵庫と可視化

一般的に整理されてる状態とは違うのかもしれないけれど、わたしのこだわりとして冷蔵庫に何があるかわかるようにしまうようにしている。

扉上には卵やニンニクや小さめの調味料、野菜室も出来るだけ野菜が重ならないように並べて、正面のスペースもパッと見て何があるかわかるようにしている。きゅうりや小松菜といった縦に長い野菜は扉下のドリンクが入る場所に縦にして並べている。

並べ方にこだわるのは、見えないと"ない"ことになってしまうから。見えなかったから"ない"と思って、卵を買ってくる。帰宅して冷蔵庫の奥底に卵を発見する。おーまいごっど!いや、おーまいえっぐず!卵のメニューを複数頭に並べては今日以降の献立を考える。そういうことを極力辞めたいからだ。

冷蔵庫はバロメーターだ。ぱんぱんになるほどものが入っているとき、メンタルに注意報がかかる。あるものを把握せずに、ぱんぱんになるほど欲望のままに詰めてしまうときは決まって不安を抱えたり満たされない思いがあるとき。

そうなったら買うのを辞めて、食べものの消化に勤しむ。調理して冷蔵庫にスペースができ始めたら、それは回復の兆しだ。しっかりすっからかんに冷蔵庫を出来たときは満足感さえ覚える。最後までしっかり食べてやったぜピース。

今持っている量を把握する。必要なものを買い足す。すごく簡単で当たり前のことなのに、気が回ってないと難しくなってしまう。

だから、重ならないように並べて食べものたちの存在を可視化する。そこにあると認める。見えないようにしない。

日常を見つめることが、自分を見つめることに繋がっている。冷蔵庫は哲学だ。

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