「『すばらしき世界』を観て自分に問いかけたこと」と、2/22の日記

西川美和監督の「すばらしき世界」を観てきた。
人生の大半を獄中で暮らした実在の男性をモデルに、出所後に社会で必死に生きる男の姿が描かれる。役所広司さんが13年の刑期を終えた元殺人犯の三上正夫を熱演しています。

観た直後にアップした感想がこちら。

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あまりに真っ直ぐで、すぐに感情的になり、しかも怒りの源は正義感や弱いものを守りたい気持だったりする。ある意味当たり前に行動しているだけなのだが、ある意味それがピュアすぎで世の中では浮いてしまう。

しかも、解決方法が暴力しか知らなくて、気持ちをコントロールできず大声も出してしまう。まさに獣のような振る舞いに周りは距離を置いてしまう。

普通になりたいという願う三上に対して、悪いことを悪いと言えないこの自分たちのいる世界こそ、異常なのではないかなんて思ってしまったりした。

反社や犯罪者に対する世間の冷たさは先日観た「ヤクザと家族 The Family」にも痛々しいまでに描かれていたけれど、社会が変わらなければ刑務所を出た後もまた同じ道に戻ってしまうという悪循環は、無関係と思っている人も含めて取り組まないとならないテーマなのかなとも思ったり。

三上の日常を取り戻すためのキャストの一人に六角精児さん演じるスーパーの店長がいる。仕事が決まったと話す三上にレジを打ちながら「良かったなぁ」としみじみお祝いを伝えるシーンはジーンとした。

まるで我がことのように、自分の良いニュースを喜んでくれる人が幾人かいれば、人は穏やかな気持ちで生きていられるのかもしれない。

すばらしき世界を作っていける人間に、
そういう人にあなたはなれますか?と問われたような気がした。

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以下は日記。
最近出会ったいいもの、パングラタンを作ったこと、猫の日のお祝いをしたこと、イラストが届いたことについて書いてます。

※この文章はワンテーマエッセイと日記です。単品で100円で買えます。1ヶ月30本くらい書いてるので1本約10円です。いくつか気になった方は月300円の定期購読をオススメします。 37才・独身・猫二人と都内に暮らすフリーランスの生きる記録。思考、思想、想像力の根っこの部分。今日作って食べたもの、観た映画やドラマの感想、猫写真など、ザクっとnote版のストーリーとしてお楽しみください。それでは、いってみよ〜!

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