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壁を登る

週末にボルダリングにチャレンジした。
ずっと興味があったけれど、一人で行くにはハードルが高くしばらくやりたいことリストの中に入れっぱなしになっていた。

最近、10年近くボルダリングをしている人と出会い、一緒に連れて行ってもらうことになった。探してみると都内にもたくさんボルダリングジムはある。

登録料+利用料で大体4000円ちょい。シューズはレンタルで初回は無料だった。お客さんは年齢も性別も国籍もさまざまだった。意外にも英語も多く飛び交っていて、インバウンドの波がここにも来ているようだった。知らない人同士でも、応援しあったり、怪我をしないように声を掛け合ったり、意外と温かな空気に満ちていた。

基本的に屋内なので、天候を気にせず体験できるのもメリット。ただまぁ、みんな汗をかいて運動するので若干、部活中の体育館の匂いがしていた。それとチョークの粉を手のひらの滑り止めでつけるので、どことなくみんな白い粉に塗れていた。体育館とチョーク、もはや(昭和の)青春だよ!!

Tシャツとサルエルと薄い靴下だけ自分で準備していざスタート。最初は腕も足もガッチガチに力が入ってしまった。そもそも壁登ったことないし!!!

レベル別に決められたホールドという壁にくっついた突起物に手足を引っ掛けてゴールのホールドを両手でタッチしたらクリアというルール。

オブザベーションと言ってどんな順番でゴールまで登っていくか壁を観察することも大切。どんなルートを選ぶか自分で決めるところが、ちょっと登山に似ていた。それと、登ったら降りないといけないところも。(それも含めての体力温存が大切!!)登山と人生て似てるよね。哲学感じる。

登り切った途端、指の力が抜けて入らなくなり、およよという場面もあった。足の指先を研ぎ澄ますためにシューズも纒足かなと思うくらいタイトなので、つりそうにもなった。シューズも履きっぱなしではなく、着脱を繰り返す人の方が多かった。

全体的に力を入れるよりも、基本的には腕の力は抜いて足の大きな筋肉を使っていくことがキーのようだった。ただ、足場が小さいので指先に体重をかける形になる。ツルッと滑って落ちたらと思うとなかなか恐怖から動けなかった。

上級者の人たちは(わたしから見れば全員上級者だけれども)まるで忍者のようにスイスイと壁を登っていく。しかも命綱とかもない。(これが結構びっくりだったかも)床に厚めのクッションが引かれているので、落ちても衝撃は吸収されるようになっているけど、まぁ怖いよね。でも怪我している人は一人も見なかった!!

体重移動や、力の分散のさせ方、自分の身体のリーチを知ること(身長や腕や足の長さによって登り方も変わる)や、筋力を信じる力、思い切って一歩を進める力、指先や足先の感覚を研ぎ澄ませていく力。

壁を登っているだけのようでやることが多くて、自分の肉体をチューニングしていくのにはぴったりなスポーツだった。もちろんそれはメンタルにも通じている。身体と対話出来れば心とも仲良くなれる。憧れのパルクールにも似た肉体の研ぎ澄ませ方を感じた。

射手座2ハウスステリウムのわたしにはボルダリング、ぴったりなんじゃなかろうか。たくさんの技や動きを覚えてみたいな。アイワナビーニンジャ!!

かつて、武井壮さんがトレーニングの初期の頃、頭の中のイメージと実際の身体の動きが一致するようにトレーニングをしていたという話がわたしは大好きで、頭の中でイメージする動きを実際の身体で行う気持ちよさを体感していきたい。

あー!わたし、身体と語り合ってるー!!て快感が好き。
身体で享受する気持ちよさが好きすぎる!
できることが増えると身体使い越せてるーって快感が好きなんだ!!

もうちょっと慣れてきたら、一緒行こー!!壁登ろう!!

いつも温かいご支援をありがとうございます💕サポートしたいと思われるような文章をこれからも綴っていきます✨