見出し画像

自由人の自由詩✧♡2024.7.28

 短歌は創り続けて、投稿をさぼってる( ´艸`)

 短歌の会も、読書会もいろいろ記事にするような面白いことはあるのだ。しかし、毎日投稿を止めたら、いろんなことが省略される。
 その自分の興味のありどころが面白い。
 それは省略されて、あるものは省略されないところが。
 映画とかドラマとか本の感想文が吹っ飛んでいく( ´艸`)

 人が創ったものより、自分が創ったものを載せようとしているんだ。

 ますます気楽に読めない暑苦しいnoteに?
 いや、気楽に読み飛ばしてください。

 今、7月の短歌の締め切りで、どの歌がいいのか?選べず、活字にしてみることにした。2ヶ月前の短歌から行きます( ´艸`)短歌日記。

2024年5月19日 

わが脳は自動短歌製造機 数を揃えて言葉ならべる

 思い浮かぶ言葉がすべて三十一文字のリズムになっている日があった。
 いよいよ私も短歌脳になってきたのか?


次々とミミズ這い出る朝にいて我も命を今日に差し出す

6月の短歌に提出

 ミミズが這い出る朝。
 なぜアスファルトに姿を晒し、鳥の餌食になりそうな姿なのかと毎年思う。意味が分からない。なんのためにそうしているのか、さっぱりわからないが、そのミミズの真剣さに打たれた。
 自分ではお気に入りなのだが( ´艸`)先月の句会からさっぱり、誰にも選ばれない。ということは、私は誰にも共感されない歌を詠んでいるらしい。

#なんのはなしですか

 と思われているのだろう。 
 おもしろいじゃないか。これからも、誰にも共感されない独自な世界を詠んでやる!と別なファイトが湧く。なんか、自分、変わった。



草の海ぽっかり浮かぶヒメジョオン宇宙の秘密知るかのように

 ヒメジョオンって、浮かんで見える。
 歩いている時、宇宙にいる気がした。
 そんな花の姿に心動いた。

左右から迫りくるイタドリよ我歩く分地球を開けて

 去年までイタドリをハサミでちょきんと切り、ツユクサを光に当て、イタドリ界を敵に回していたが、自分の心持が変化した。
 同じ地球を生きる命だものね。


虫の声聴くこと短歌と見つけたりこの世の叡智に気が付いた朝

 この日の自分、冴えてる。この歌を提出しようか。


2024年5月20日 

鳥たちは朝の秘密を分かち合い色んな声で会話を交わす

 朝は鳥が鳴いてる。言葉がわかったらいいな。


 

アカシアの花咲けば思い出す天麩羅うまいよと言ったあの娘

 大学時代の友達。
 めっちゃ可憐でかわゆいのにこてこての津軽弁の林富美子。
 林芙美子と同じ音だった( ´艸`)。会いたいな。


2024年5月21日

カラス啼くガアガアガアと五つもだ 誰か死んだか?母の口ぐせ

 二重の意味で懐かしい。母と、Himashun部長の失踪のこと。
 カラスはそんなことも教えてくれるのか。


飼育員バクに噛まれのニュース見て夢の世界の生き物でなく

 その日の朝のニュース。夢枕獏という作家もいるw


2024年5月22日

奈良は県?知らずに生きてきた気して阿修羅も観たが奈良は都と

 そんなはずはない。
 奈良に行っているから奈良県を知っているはずだが、なんだか奈良に県は似合わないなあという違和感を詠んだ。


握り飯さりげなく置く男の手カラスすぐ来て我に見つかる

 野鳥への餌付けは禁止の看板がある。
 別に彼を責めないけど、カラスに餌をわざわざ上げる人って孤独なんだろうかとスコシ彼の物語を想像する。


2024年5月23日

ゆで玉子ひとつの命のおいしさよ成程それはたらこ最強

百済無観音

 ゆで卵ってなんで塩つけただけであんなに美味しいの?と考えてみたら、一つの命と気が付いた。道理でたらこは・・・
 我が家には、たらこが出演しがちだ( ´艸`)
 たらこ最強説!


突然に消えたネットの友達に寂しくもあり面白くもあり

 Himashun部長の失踪のこと。時系列で並べると完璧に日記。


2024年5月24日

鐘の音に奈良の都を幻視していつの時代を歩く我かな

 朝の散歩をしていると、午前6時を示す、近所のお寺の鐘が鳴る。
 ふと、今は現代なのか、霧の中を歩いていると不思議な気持ち。


階段を降りて橋桁くぐるのは鉄の馬に会いたくないから

 昔は「とどろく」という漢字は馬だった。今は馬が車に代わり「轟く」になっている。せっかく奈良の都に迷い込んだかもしれないと歩いている私は車に会いたくない。もう少し、鐘の音と共に心地よい幻想に浸っていたい。


2024年5月26日

手裏剣が弧描くごとく空を切る燕よ我の悔いこそを断て

 この時、部長の失踪を悲しんでたなあ。
 すいすい風を切る燕の潔さに自分の気持ちもバッサリ切って欲しかった。絵には記憶スイッチがあるが、短歌にもある。

これでもかとウェストひねり歩く我 いたたまれずに肉が去り行く

百済無観音

 自分が歌集を編むとしたら、没になる歌。
 でも、面白いからいいの!
 希望的観測を詠みましたwww

2024年5月28日

鳴く鳥のギョギョシギョギョシのオノマトペ君の声こそいと仰々し

 この名前もわからぬ鳥が毎朝凄い鳴き声を立てている。オノマトペがもっと複雑で、カタカナで表現してみたいがいつも途中であきらめる。
 ある人のブログで偶然名前を知る。
 長年の謎が解けてスッキリ。

「ギョギョシ」と鳴く鳥は、夏鳥のオオヨシキリです。オスはアシの穂先にとまり、
大きく口を開けて「ギョギョシ、ギョギョシ」と騒がしいほどの声で鳴きます。
これはなわばりを主張したり、求愛の意味が込められていると言われています。
また、濁った声で「ギョギョシ」と鳴いた後、甲高い声の「ケケチケケチ」などを交えて
早口で長く鳴くこともあります。


良く撮れた。奇跡の一枚!

 木の先端でこれでもかと一生懸命鳴いてる。
 太い声で物凄く騒がしいのがオスだと言う。同じ鳴き声でも可愛い声だと「ちゃちゃぴちゃちゃぴ」というように聞こえる。
 ちなみに南部弁(八戸弁)では「ちゃちゃぴい」は下痢のこと。
 語感が可愛いと黒帯がひんぱんに、口にしていたら、車に鳥の「ちゃちゃぴい」が沢山かかっていた。
 言葉は実現する!
 特に日本語は!
 それ以来、口にしないように気をつけている2人( ´艸`)


文明の利器耳に付け大声で会話するものいとイタし

 朝の散歩で、ジョギングしながら誰かと通話で会話する男もいるし、イオンの駐車場で大声で話しながら自転車を走らせる中高生らしき少年もいた。
 どんなに浮いてイタイか本人はわかってない。


草刈の音迫りきてツユクサを攫って活けし我はヒーロー

 字数が足りないから入れなかったけどムラサキツユクサのこと。
 これは記事に書いたツユネキの話。


松ぼっくり拾えばカラスに威嚇され通り過ぎても帽子掠める

 なんか背筋がぞっとした出来事だが、ちょうどテレビのニュースでも見た。産卵期のカラスは、神経過敏で巣を守るため攻撃的なんだって!

私を狙っているのはこいつなのよ。

 頭に来たので証拠写真を撮ってやった( ´艸`)
 ま、相手が気が立っているから仕方が無いかという1~2週間。
 黒ポチは私のカメラの不具合。そこがもう死んでるらしい、と黒帯の説明。そんなガタが来たカメラを愛用中!

2024年6月2日

服着れば色相環の並びなる我は生きたる色見本なり

 

 これも記事に書いた話( ´艸`)
 記事に書いた話が実は三十一文字でも書ける。

 まだ全然7月に来ていませんが自由詩、続けてみる✧♡

 なんのはな詩です歌✧♡





この記事が参加している募集