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「公園」をしました(第二回:春の川辺の公園)

ぶじ「公園」を終えました

一週間の延期を経て、4月2日晴れの日、「公園」をひらきました!
当日はぽかぽか陽気に包まれ、桜吹雪を浴びながら鴨川河川敷にただ居ました。
公園でお会いできた方々、ありがとうございました。
延期になったことで来れなくなってしまった方や遠くの町の方々も気持ちを向けてくださりありがとうございました。

公園の様子

食べている人、読んでいる人、話している人、ぼんやりしてる人

以下、WEGNER COFFEE ROASTERSのシラクマさん撮影の写真たちお借りしました。(キャプションは池田が勝手に入れております)

池田の詩集と石たち
WCRさんの珈琲かなりバリエーションあってうれしい悩ましさでした!
珈琲にドーナツサービスがありました。
さいこうでした。ありがとうございました。。
ひとりとひとりとひとりのあつまり。
白い点々はみんな桜の花びら。

公園はできる

「公園」はたくさんあったほうがいい。ということで公園は誰でもひらけるものだと思ってもらえるように、できたことや反省や準備したことを書いておこうと思います。

1.道路交通法のグレーゾーン

公園は売上を追う場ではなく、ひらくことが大事だと考えますが年末年始、東京のトタンさんでひらいた公園では詩集や詩の販売を行っていました。ゆっくり読んでくださった方が、詩集をお迎えしたいと仰ってくださったときに品切れしているときは本当にふがいなく、読んでもらう以上はその場で買えるシステムがあることが理想的だと思いました。
くわえて、WEGNER COFFEE ROASTERSのシラクマさんに珈琲でご参加いただけそうとなったとき、無償で提供いただくことは考えたくありませんでした。珈琲豆を介してシラクマさんのつくる珈琲のファンだったので良さを知ってほしい且つ正当な対価を受け取ってほしいという思いです。
鴨川河川敷で物を売ってもいいのか…?確認すべく、京都府・京都市のホームページを見て京都府建設交通部 河川課調整担当さんに電話をかけたところ、京都土木事務所さんを紹介いただきそちらへ尋ねてみました。
すると鴨川河川敷も道路交通法が適用されるとのことで、鴨川河川敷での金銭授受は禁止されているという回答でした。
その結果を受け、珈琲は前日まで販売するコーヒーチケットを購入した方へハンドドリップの珈琲を提供し、チケットをお持ちでない方などにはポットでのコーヒーサービスを実施してくださいました。
詩集はオンラインショップでの事前購入と当日のオンラインショップでの購入をご案内後に現物をお渡しするという形となりました。
途中何度か河川敷のパトロールの車が通っていきましたが特に注意されることはありませんでしたが、この方法が正解かどうかはわかりません。
道路や公園で「公園」を実施することを検討される際はひとまず管理しているところへ確認してみることをおすすめします。
※今回の「公園」が問題なく実施できたことは次回どこかの誰かが実施する「公園」の安心安全を保証するものではありません。あくまで一例です。

追記:もう少し調べてみると道路交通法第77条に違反するか否かなのですが、都市部によくある路上販売も大概無許可で実施されているそうです。道路を占有すること、交通の邪魔になることは論外ですが、許可してしまったら誰でも道端で商売を始めてしまう。賃料を払って商いをしている人との競合や摩擦を生じさせないためにも取り締まっているという側面もあるという見解を読みました。確かに電話口の人も「みんな始めちゃうからねえ」と仰っていた。ではやはり傍から見える明らかな商いをしていないことが重要なのかもしれない。

2.準備したもの

レジャーシート2枚、石たち、本たち、京都コロッケ家 円町店さんが朝早く作ってくれたコロッケとおにぎり、ポンジュース、ティッシュ、ウエットティッシュ、オンラインショップのURLをQRコードで記載した案内のA4用紙。
ピクニック+石と本というラインナップでしたがスーツケースでいきました。机代わりになってよかったです。

3.発見と反省

  • 「公園」においしい珈琲があるのはとってもいい感じ。
    (そして珈琲とドーナツはよく合う。。)

  • 近くにトイレがあることを確認することは大事。

  • シャボン玉持っていったらよかった。

  • 通りかかった人に話しかけられることはほとんど無かった。
    (このことについてはまたゆっくり考えたい。「公園」は誰に向けてひらかれているのか?)


「居る」ということ

シラクマさんの告知文に「居る人:池田彩乃」と書いてもらって、今後そう名乗っていきたいと思うくらい気に入ってしまった。
「居る人」ってただ居るんだけど、居ることに全身全霊で取り組むことだと思ってる。その場の真ん中にいる。力を抜いて、でも真剣に居る。年末年始の「公園」もそういう気持ちから始めた。なんというかマイクを持つような気持ちに近い。普段マイク持たないですが。居ることに主体性を持つってことかな。
「公園」の主旨に沿えば、おもてなしは特にいらないし、仲良くなる必要もない。私はいつも人に会うたび人とうまく話せないという事実に躓くけれど、「公園」はそんな人だって居てもいい場所。そう、自分自身にとって一番やさしい場所を「公園」と名付けてやっているだけだ。とっくにばれていたかもしれないけれど、開き直りも甚だしいものだ。いいんだろうか。居るだけで。わからない。わからないけれど、その日、私はただ居るだけで幸せでした。

おわりに

今回の「公園」は満開の桜とおいしい珈琲とあたたかな陽射しなどなど、すばらしいものが揃った中でひらくことができたことが何よりよかったです。
鴨川河川敷での「公園」はまた違う季節にぜひひらきたいです。
そのときお会いできましたらうれしいです。
うれしい一日を一緒にすごしてくださったみなさま、ありがとうございました!


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