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日々

こんにちは。
平彩乃です。

2023年も半分終わりますね。
これを読んでくださっている皆さんの、この上半期はどんな毎日でしたか。
私は、本当にあっという間で、ありがたいことにたくさんの出会いと、少しの別れがあって、成長を実感できる上半期だったかなと思い返しています。

出会い、でいうと、つい先日、ずっと会いたかった方に会うことが叶いまして。
どんな方かな、何を話そうかな、緊張する、と思いながら待ち合わせ場所に向かったのですが、その人が会った途端に、

「さっきね、マッチングアプリの人ですか?って声かけられてさ、あ、違いますぅって!いやぁ、気まずかった〜!あ、初めまして!」

って言われて。
その瞬間、あぁ私、この人とすごく気が合いそうだなぁって思っちゃいました。

そのあとはもうずっとノンストップで話し続けて、お仕事の話とか、プライベートの話とか、趣味の話とか本当にいろいろと。
その人と話している時間の1秒1秒がずっと楽しくて、すごい人だな、というか、初めましてなのにこんなに安心させてくれる人、いないだろうなぁと一気にファンになりました。

また会いましょうね、必ず、と約束をして別れました。離れ難いなぁと思いながら。
そういえばもしかして、彼女も読んでるのかな、これ。
次いつ会いましょうか。
これからももっともっと、いろんなお話ししたいです。

学生の頃は、大人になると、だんだん新しい出会いが減ってしまうのかな、と思っていたのですが、そんなことないと最近すごく実感しています。
むしろ、最近は新しい出会いが多くて、ありがたいご縁だなと思います。
初めましての彼女もそうですが、親友のことを撮っているフォトグラファーの方ともこの間お会いしました。
私にとって、写真ってその人そのものが映されるような気がして。
何も隠すものもなく、人柄、生き方、思考とかが垣間見えて、私は写真を見るのも、撮るのも(といっても撮るのは気が向いたら、なのですが)好きです。

その方のお写真は、温かくて、写真に映る人への愛を感じて、ものすごく優しい温度感というか、血が通っている写真だなとずっと思っていました。
実際にお会いしたら想像の何倍も温かく、かわいらしく、それでいて意志を感じる、しなやかなお人柄の中に強さも持ち合わせた素敵な方でした。
今年中に、親友と一緒に作品撮りをする約束もしちゃいました。
えへへへ。嬉しいですね。
今からとっても楽しみでワクワクしています。

人、だけではなく、ドラマや映画の出会いも豊富だった気がしています。
TVドラマ『だか、情熱はある』を観ていたのですが、この話は始めてしまうとおそらくものすご〜〜く長くなるのでやめておきますが、どハマりしてしまいました。
いつか機会があれば好きなドラマの話も、それはもうたっぷりしたいな〜なんて思っているのですが、それにしても出会えてよかった作品の一つになりました。
主演のお二人はもちろんのこと、キャストの方々が素晴らしくて、毎回わたしは何度も何度も何度も涙を流して、何度も何度も何度もお腹を抱えて笑い転げました。
「アンタは本当にこのドラマ好きだね」と母親に言われながら、その傍らで「もう大好きすぎる〜出会えてよかった〜」などと言いながら、わたしは毎週楽しみに過ごしていました。
これを読んでくださっている方の中にも、仲間がいるんじゃないでしょうかね。

本当は各エピソードごとに語りたいことがたんまりとあるのですが、それは一旦置いておきまして。
そのドラマの最終回で、主人公が父親に「いま、幸せ?」と問う場面があるのですが、その答えがあまりにも絶妙で、(言わずもがな、その役者さんの芝居も至高だったのですが、)私は思わず、素晴らしい、と唸ってしまいました。

「死にたくないって思うくらい、幸せだな」

死にたくないほどの幸せ。

「生きたい」「死ぬのが嫌だ」というわけでもなく、現状を嘆くわけでもなく、今が十分に幸せなんだと、それだけでいいんだと、そんな愛情を感じて、なんて心温まる美しい言葉なんだろうと思いました。

ふと、思い出した言葉があります。

大学生の頃、教授が講義中にこぼしていた言葉が今でも忘れられないのですが、それと、ドラマの中のこのセリフがリンクしているような気がしました。

「こんなにも普通に生きるのが、幸せになるのが大変な世の中で、『なぜ生きたいのか』を探すのは非常に困難だ。そうではなく、いつ死んでもおかしくない世の中で、『なぜ、自分はいま死なないのか』を見つけなさい」

教授はこうおっしゃっていました。

なぜ死なないのか。

この言葉は、私の人生の支えにもなっています。

今日1日を、なぜ死なないで過ごすことにしたのだろうかと、私はたびたび自分に問いかけます。

なぜ死なない選択をするのか。
なぜ生きるのか、ではなく、死なないのか。
意味は同じでも、私は個人的に後者で考える方が、心がスッと軽くなるように思います。

今日一日を、これからの毎日を、なぜ死なないで生きようと思うのでしょうか。
その動機は、正直、どんなことでもいいと思います。大それた事じゃなくても、例えば、食べたいものがあるから、とか、行きたい場所があるから、とか、友だちに会いたいから、とか。

きっと日々はそういうことの積み重ねです。

ここ最近の私は、『だが、情熱はある』を見ることが死なない理由の一つでした。
そう思わせてくれるほどの作品に出会えた幸せと、終わってしまった哀しさが押し寄せていますが、しばらく余韻に浸るのもまた、幸せです。

そしてこれから先の私は、という話を少しだけすると、
脚本家の坂元裕二さんが、Netflixと5年契約を結んだそうです。

なんと一気に、5年先まで保証されました。
毎回、私を想像してもみなかった世界に連れていってくれる彼の作品を、5年、しかも映画だけではなくシリーズものも、見られるなんて。

次は何を見せてもらえるのだろうか。
どんな気持ちになるのかな。
今から5年先までワクワクします。

明日から7月。
今の私は、なんだかとてもワクワクしています。
それは坂元裕二さんの話だけではなくて、色々と動き出す7月になりそうなので。
きっと、今年は、今までにないくらいワクワクする夏になりそうです。

これを読んでくださっている皆さんは、明日からの7月を、これからをどう過ごしていくのだろうか。
少し気になります。

決して明るいニュースばかりではない世の中で、吐き気がするほど嫌なことも苦しいこともある毎日の中で、自分らしい燦々とした日々を、送ることができますように。
自分を甘やかしながら、大丈夫だと労わりながら、辿ってきた道を時々振り返って、歩みを止めることがあるとしても、それでも、死なない理由を見つけながら、朗らかに、深呼吸して過ごせますように。

どうか。




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