中小企業診断士の仕事について
静岡県の中小企業診断士、大滝綾乃（オオタキアヤノ）です。
あっという間にゴールデンウイークが終わってしまいますね。皆様はどのようにお過ごしでしたか？
私の住んでいる静岡県藤枝市では毎年この時期になると至る所で藤の花が咲いています。今年は咲くのが少し早くて連休中はほとんど咲いていませんでしたが、今年は３年ぶりに移動規制がないゴールデンウイークということで、多くの人が藤の花で有名な蓮華寺池公園を訪れています。
私のゴールデンウイークはカレンダー通り（といっても、補助金の申請に追われていました）で、連休の谷間は御殿場や修善寺に仕事で行ってきました。御殿場も修善寺も観光地なので、いつもより人が多かったように思います。今年は車で出かける方が多いようで、道は混んでいました。
さて、今日は私の独立後の仕事について紹介したいと思います。
１．補助金の地方事務局
補助金とは事業計画を作成し、申請することにより、経費の一部が補助されるものです。計画が採択され、経費の執行が認められれば補助金が交付されます。ただ、申請すればすべて通るわけではありません。
経済政策のために、最近では様々な補助金があり、申請件数が多い補助金については地域で補助事業の管理をしています。私は週に２日程度、補助金を管理する地方事務局に勤務し、補助金申請時の書類の確認や採択者の進捗管理等を行っています。
２．事業計画策定支援
補助金や経営革新の事業計画を、中小企業者様と一緒に作成する仕事も多く請け負っています。
補助金の財源は主に税金ですから、経済政策であれば経済を活性化させる事業計画を採択したいなど、コンセプトがあります。そのコンセプトが記載されているのが公募要領です。補助金を申請したい方は、申請したい補助金の公募要領をよく確認する必要があります。しかし、公募要領は聞きなれない言葉が多く、計画を策定するのにも時間がかかります。
そのような事業者様に公募要領の説明をして、一緒に計画の策定を行う仕事です。
また、中小企業者様が新事業活動を行うことで経営の向上を図る『経営革新計画』の策定支援も行っています。
この事業計画策定支援を行うときは現地に向かうことが多く、静岡県全域を訪問しています。静岡県でも下田市に行くときは片道３時間程度かかるので、往復する時間の方が長くなったりします。
３．食品・化粧品開発支援業務
「お店で提供しているメニューを商品化したい」、「ある素材を使って化粧品を作りたい」等、企業様からの商品開発の相談に対応する業務も行っています。製造会社を紹介する、食品や化粧品の開発に詳しい方に繋ぐことが主な業務です。
また、開発した商品を食品問屋様等に紹介して、改良する支援も行っています。この支援も現地に向かうため、往復する時間が長くなったりします。
４．その他
その他にも、補助金の審査委員や委託業務、セミナー講師等を行っています。中小企業診断士としてバリバリ働かれている方は、夜にセミナー講師を受けたり、企業様と直接契約されていたりしています。
おわりに
今日は私の仕事について簡単に紹介しました。私は家庭との両立もあるので、主に１と２の業務が多いです。また触れられる範囲で、仕事内容についてもお話ができればと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。