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ジャーニーマップを作る事が、結果的にfreeeのファンを作るということに繋がると実感した話

こんにちは。
freeeサクセスアドベントカレンダー24日目担当のayanoです。
サクセスアドベントカレンダーもいよいよ残り1日となりました。

忘年会やら、クリスマスイベントやらでお忙しいと思いますが、お付き合いください。


日々の業務に忙殺されると「なんで今これやってるんだっけ?」となりがちなのですが、昨年初めてnoteを書いたことで思考や気持ちの整理が出来た気がしたので、今年も続けてみることにします🙋🏼‍♀️

「freeeの会計事務所さん向けの事業部ってどんなことをしているんだろう?」が少しでも伝われば良いなと思います。
※昨年書いたやつはこちら。もし宜しければ御覧ください。


私の業務は、主に士業さんを対象にfreeeを中心とした導入支援活動を行っています。
今日は、アドバイザーさん向けの支援内容がここ数年で大きく変わったので、その前後の状態と今後の決意(というか想い)を書きたいと思います。

まずfreeeでは、freeeを活用頂いている士業さんのことを「認定アドバイザー」と呼んでいるので、ここからは「アドバイザーさん」と呼ばせて頂きます。
<認定アドバイザーとは>


2年前の支援について

私は今の事業部に6年程在籍しているのですが、元々はアドバイザーさんに対して1対1の個別支援をしていました。
アドバイザーさん毎に規模や目指す状態や顧問先さんの属性など、変数がかなり多い業界ですが、目の前のアドバイザーさんに定期的に会いに行き、相手を知って深い関係性を築いていくスタイルの支援でした。

そもそも、freeeのプロダクトは仕訳を1つずつ手打ちするのではなく、連携や手元のデータをインポートして、仕訳入力をある程度自動化していくことで効果を発揮する為、通常の会計ソフトと概念や入力方法が大きく異ります。
アドバイザーさんによっては「使いづらい」「お客さんにどう提案したらいいかわからない」とご相談頂く事も多々あるのですが、それでも、導入における様々な壁に根気よく向き合っていくと少しずつ事務所内でfreeeが広がっていき、所員さんとも仲良くなり、効果が現れた時には達成感を感じられていました。

支援スタイルの変化

一方で、1対1の支援スタイルだとfreeeの導入が会計事務所業界全体にスケールしていかないのと、freeeをもっと多くの会計事務所さんに使ってほしいと考えた時に、一足飛びに「顧問先さんの経理業務を効率化しましょう!」よりも、まずは会計事務所の所員さんに「freeeっていいね!」と感じて頂ける様に一歩ずつステップを踏んで導入の裾野を着実に広げていく必要があるよね、という事業部としての判断から、2年前くらいから1対1の支援→まずは支援が必要な先へ短期的に支援をしていく方針に変わりました。
もちろん、アドバイザーさんだけでなくその先の顧問先さんにもfreeeを活用頂き、「freee使ってよかった!」と思ってもらえる様になることが一番大事なので、短期的な支援だけではなく、その先のジャーニーマップを組織全体で描きはじめたのもこのくらいの時期からだった気がします。

アドバイザーさんとの関係性の変化と、日々のもやもや

上記は今まで定期的にお会いしていたアドバイザーさんへのアポイントも極力控えての取り組みだったので(じゃないと工数が足りなかった)、私個人としては当時、支援スタイルを変えたことでジャーニーマップへの意識が強まったものの、今まで関係性を築いてきた先においては状況が見えずらく、コミュニケーションが手薄になってしまったた事もあり、あまり腹落ち感がありませんでした。

特にもやっとしたこと

  • 顧客管理システム上は担当だけど「担当の顔が見えない」と言われる

  • 知らぬ間に担当先の導入スピードが落ちてる。何なら減っていることもある

  • アドバイザーとの飲み会が減ったので距離を縮めるのが難しく、状況がわかりづらい先も(これは私が飲みたいだけというのもあるかもしれない)

担当なのに担当の顔が見えないって、サクセスしてると言えるんだろうか・・
支援を体系化することで、本当にfreeeのファンって作れるのかな・・と悶々としながら取り組んでいた記憶があります。

でも、やり続けたら効果が出てきた

私の現在の業務内容としては、より多くのアドバイザーさんに成功体験を得て頂けるような支援プログラムを作り、それをアドバイザーさんに対して提供し、その後のジャーニーマップを構築することをやり続けているのですが、やり続けた結果、良い効果も出てきました。

例えば・・

  • 支援プログラムを提供しながらジャーニーマップを整理することで、効果を実感してくださる先の定量化が出来てきたことと、成功体験の定義も支援メンバーによってブレなくなってきた

  • freeeの習熟度が高いアドバイザーさんにも支援プログラムやセミナーなどに協力頂き、アドバイザーさんが他のアドバイザーさんの生の声を聞ける場をつくることで、freeeを通じたアドバイザー間の交流も以前に比べて増えた

  • (上記より)freeers(freee社員)としても会計事務所の実務を始め、業界理解が深める機会を頂けている

チームとしての変化

上記以外にも、支援メンバー ”全員” がアドバイザージャーニーを真剣に考えられている状態になれてきたというのもいい効果だと考えています。
以前は同じ志を持ってはいたものの、支援が属人化していたので見えない部分もありましたが、「このアドバイザーさんには、次にどんな支援をしたらもっとfreeeを好きになってくれるんだろう」を支援メンバー全員で議論する機会が増えたので、新しいメンバーにとってもジャーニー理解が深まり、組織としてもより同じ方向を向けている気がしています。


元々は「パートナーサクセスなんだからリレーションが大事」という想いが強かったのですが、freeeを好きになってもらうための土台をしっかり作り、その後の支援やコミュニケーションの方法を相手によって分けていくことで、結果的にfreeeのファンを増やしていくことに繋がるんだろうなあと強く感じた2年間でした。


今後も会計事務所業界や会計事務所さんやその中の所員さんに向き合い、僭越ながらfreeeのファンを増やしていきたいと思います。


長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
freee Success Advent Calendar 2022、明日はラストを飾るKoki Shirota(etty)さんです!
そして、宜しければ「スキ」もお願いします!


最後の最後に・・

スモールビジネスの皆さんを主役にするお手伝い、一緒にしませんか?
よろしければ、freeeのサクセスがもっとよく分かるマガジンのご登録も宜しくおねがいします:)

それでは、良いお年を!

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