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四半世紀ぶりの動物園からの寄席に立ち寄ってみた

寄席の時間まで1時間半。
暑いし美術館に行くかと思ってウロウロしていたら動物園が目に入る。
15時すぎて少し涼しかったので、久しぶりに動物園に行ってみるとことにした。
入園したらここも海外の観光客の人たちばかり。
インバウンドはどこも盛ん。
とりあえずメインの象さんとかトラとか見れたらいいなと思っていたら甘かった。
連日の暑さで動物たちもお疲れのご様子で姿が見えない。途中銭形アザラシの寝ている姿を見て"人間も暑くてだいぶしんどいからしょうがないな"と思った。

唯一、トラはスマトラ出身だったので水浴びしたりそれなりに元気に動いていた。
鳥たちも、剥製か?と思うくらいじーっとしていたし動物園にいくなら夏より冬がいいかもしれない。
ベストは秋か春だろうけど。
何も考えずに入ったので、すっかりメインのパンダのことをすっかり忘れていた。
途中でアナウンスが入ったけれど何のことなんだろうと思ってスルーしていたら、見るのに並んだりしなくちゃいけなかったらしい。
もし次の機会があれば、リベンジしたい。
帰り道は蓮池の中を通って行った。綺麗だった。
あんなに大きな蓮の葉を初めてみた。

寄席にいく途中、コンビニに寄ってアイスコーヒーを買おうと思ったら買い方忘れてて慌ててレジで店員さんに聞いてハッと思い出して買う。笑われた〜
年に一回買うか買わないかくらいなので忘れてた。

無事に到着して数年ぶりの寄席に行ったら、チケットのもぎりがレジ化されていてハイテクになっていた。
半券からレシートに。ちょっと寂しいけど時代の波なんだろうなって感じた。

今回のトリは人気の噺家ですでに7割は埋まっていた。
柳家喬太郎師匠。人気は相変わらず。
久々に拝見したけど、お年なのか膝を悪くされていたようで座布団の他に上方落語の様に台を設置されていたりと色々工夫されていた。
予めお題は人気投票で決まっていた演目。
他の噺家で何度か聴いたことがある居残り佐平次。
まぁ笑った。これはライブならではの空気感もあるだろうけどあの間とかテンポとか何でか面白い。
落語の好きなところは、同じ話しでも喋る噺家が変われば面白くなかったり面白かったりするところ。
後は、お客さんの中でイメージしているキャラクターは十人十色だけど笑えるところは一緒というあの不思議。

あとはその時にしかない一体感とか偶然とか。音楽フェスやライブもそうだけどあの一期一会感が好きなんだよなーと思う。

あとはトリまでの顔つけも自分好みで、扇辰師匠の枝豆食べるシーンは相変わらず美味しそうで本当に食べてるように見えるのはいつ見ても感動。
細かすぎるモノマネに出ていたウクレレえいじさんのマニアックモノマネは面白かった〜いつか楽屋での牧伸二師匠見てみたい。
まったりの百栄師匠に、カタギじゃなさそうな雰囲気を醸し出す文蔵師匠。動物園帰りだったので刺さりまくった猫八師匠の鳴き声モノマネ。二つ目のやなぎさんのまくら話は面白かった。
気づいたらあっという間の3時間半だった。

昨日はいつもと違う選択をしたけど面白かった。
昼間から少し頭痛があったし、気持ちがナーバスになっていたので帰ろうと思っていた。
でもこれだとハマっていたルーティンの枠内でしか動けていないと感じてここは勢いの力を借りて動いたら楽しかった。

普段なら行きたいと思うより、涼しさや利便性を取りがちだったけど頭じゃなくて心で感じたままに動けてお気持ち優先できた。
今は次の日は決まった予定もないしやらなきゃいけないことなんてないし。ある意味まだ自由。やりたいようにやりきっても明日の心配もしなくていい。
長らくなかった感覚。
なんか掴みかけてる気がするし少しずつ気持ちが戻って来た感じがする。

動物園リベンジもあるしまた行こう〜

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