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【雑記】時短営業と協力金と心の疲労と

12月に念願だったALICA ASAKUSAをオープンして、毎日なんだかんだと楽しく、ありがたいことに沢山の方に足を運んでいただいた。
まだまだ未熟すぎるスタートではあったけど、それでも私自身はたくさんの方にお会いできることがとても嬉しくて。
そんなスタートだった。

今東京都内は飲食店の営業時間を時短営業にして、感染拡大を防ぐという施策をとっていて
ALICAも1月31日までは休業を、その後2月1日からは時短営業での営業再開を検討している。

実際「協力金もらえるから大丈夫だね」「お休みしててもお金もえらえるなんて最高だね」「この規模なら利益出るくらいじゃないの?」など
協力金に関してお言葉をいただくこともあって
心のどこかでは「協力金自体はありがたいな」と思う反面、自分自身や周りの飲食店経営者、関係者を見ると

「心がじわじわと死んでいく」ような状態であるように思う。

飲食店の多くは接客業で、お客様がいて。そこでいただく言葉や表情なんかのコミュニケーションがあって、人が嫌いな人はあんまり飲食にはいないんじゃないか?と思うし(あくまで肌感覚だけど)
時短営業で金銭的な不安や負担だけでなく、精神的な不安が大きくなっているような、そんな空気を感じている。

私自身はどう?と振り返ると、もう完全に寂しい。
お店開けたい。つらい。誰かに会いたい。お店開けたい。
ずっとこの繰り返し。笑

正直「満員電車はいいのか」とか「オフィスはいいのか」とか「あれは良くて、飲食店はだめなの?」とかもう何万回も聞いた話はすごくどうでも良くなってくる。

会いたいよ。みんなに会いたい。
まだ開けたばかりでこんな気持ちなのだから、きっとほかに長くやっているお店はもっと不安というか寂しいというか。
そんな気持ちなのではないかと思う。

その流れで、今年は大学での授業もオンラインとなり、行きつけのお店のスタッフの子は「バイト先ではじめて東京での知り合いが出来たんすよね!だからバイト楽しいっす!」なんて言っていたことを思い出す。
あの子、元気してるのかなぁ。

人は人と会って、話して心を通わせて
そういう形で出来上がっているんだなと再確認する。


頭ではどれだけ理解していたとしても、心がそれを受け入れられるか?というのは別問題で。

お金だけですべて我慢してね、ってわけではもちろんないけど
この飲食業界で働く人のメンタルヘルスケアへの注目度はもっと高まっていいように感じる。

20時までの営業になってから、飲食業で働く人や深夜まで仕事をしている人の多くはインスタントやコンビニでの食事が続いていることなんかも長期的にみるとやっぱり色々考えさせられる。

お金の面だけでなく、時短営業や自粛が続くことでこうした心がじわじわと不安で壊れていく、死んでいくという事実に気が付けたのは
こうしてお店を始めることができたからでもあるので、今の気持ちを残しておきたいなと思い、こんな雑記を書いて残しておこうと思う。

乗り切ろう。耐えよう。
でもお互いに限界まで我慢しすぎず、ね。


あー早くみんなに会いたいな。


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