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となりの男女「大学生とネットワークビジネス」

となりの起業女子にたくさんの反響
ありがとうございました。

サポートしてくださった方も多く
皆様からの温かいお心は
今後の「となりの〇〇シリーズ」のために
カフェやレストランへ行かせていただきます!!

有難うございます。うれしいです( ;∀;)


さて今日は仕事終わりにカフェに行ったら
オタクガールの喧嘩に巻き込まれ
スマホが私にフライアウェイ!という
珍事件もありました

またこれは別で紹介します。(´∀`*)えへ

本日ご紹介するのは
ネットワークビジネスと人間力のときに
同じようにカフェにいた大学生のお話です。

よく、こういうお店では
ネットワークビジネスの勧誘が行われていることも
少なくないので、見たことがある方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

私も実際にネットワークビジネスに
勧誘された経験があり、2時間軟禁されたので
トラウマがあります

この日は
大学生の男の子が一人、その隣には友人の女の子
前にはPCを広げながら熱意のある説明をする女性
そしてその女性の隣には腕を組んだ男性の4人。

女性はひたすら熱意のある説明を
データを見せながらまくし立てていきます。

「これだけ稼いでいる人がいて、
ほとんどが20代なんです。100万はすぐよ!」
「夢のある人生にしたいとおもうでしょ?」
「1から全部無料で教えてあげるよ!
最初はお金がかかるけどすぐ取り戻せる」
「始めるとネットワークが広がるから
就活にも役立つよ!強みになるしね」

そして、男性はクールに
女性が説明したことを整理し、砕く。

「まあ、でも本気じゃないならやる必要ない」
「自分の問題だし、嫌々なら結果はでない」
「無理にはじめることはないしね」

隣に座っている、会員の女友達は
ひたすらうなずいたり、
女「○○ちゃんも今頑張ってるよね」
友達「はい!本当に毎日楽しいです!」
こんな感じで頷く係。

私がここで思ったのはただひとつ。

クロージングってすげええええええ。

完全にクロージングなんですよ。
「いいものだよ」→「無理にやらなくていい」

という流れの話は
「ここで決めないと自分はダメなんじゃないか」
錯覚をするし
友達がさらに身近な存在として
「いいよ!」ということで
彼はどんどん逃げ道をなくしていく。

全国で、全世界でこうやって
ネットワークビジネスが広がっていくんだな。

結局何事も自分で決めることだし
それが本当にいいと思える人も
一定数いるんでしょう。

女「まあ、とりあえず今度BBQするからおいでよ!」
男「あーそうだな。友達も誘っていいし。」
女「○○ちゃんも来るんだよね~?」
友達「はい!△君も行こうよ~」

きた、BBQ!

以前聞いた話で
ネットワークビジネスをしている子の界隈で
BBQだの、ホームパーティーだの
とっても流行っているとのこと。

その後仲間に囲まれて、勧誘されるという
地獄が待っているという・・・・。

もう、ここまでくると

おせっかいババア心を出して
「あら~△くん!

めっちゃ久しぶりじゃん!」と

声をかけたくなるレベル。


でも彼は偉かった。
そこで一言「ちょっと親に電話してもいいですか?」

ファインプレー!!!!!
そうよそうよ!一旦ここで席を外すの、いいと思う!

そうして彼は携帯を手に、店外へ出ていきました。
親がダメだといえば、学生だし、断りやすいよね。

心の中で「いいぞーいいぞー!!」と
言っていたのですが

そこで友達が動いた。

「私、ちょっと会話聞いてきます!」


怖えええええええええええええ!!!!


そのまま彼女は彼を追いました。
あばばばば、大丈夫かしら・・・!


女「はぁー○○ちゃん本当使えないわ」

・・・・・?

男「まぁ、そんなもんだろ。
まだ50万くらいしか入れてない
もうちょっと(お金)使わせないと
必死さはないわな」

なんと、悲しい・・・。
彼女も50万も使っちゃったのね・・・。
そしてその分取り返さないと!と
勧誘しているのね・・・。

「自分らしく働く」
「夢をかなえる」
「成功を手にする」
「自分のビジネスを始めないか」など
今すごく言葉としてもトレンドということもあり
あまい言葉に乗ってしまうのでしょう。

「ネットワークビジネスと人間力」の
女の子も言っていましたが
親にも理解してもらえないし
友達もビジネスに興味のないOLだから話が合わない
(たぶん話が合わないというよりも、
勧誘が嫌なのかも)

結局コミュニティーが
ネットワークビジネスの人ばかりになるんですよね。

失敗することも勉強なのでしょうけども。

そのうちに真っ青な顔をした友達が
帰ってきました。
友達「親に話してました・・・どうしよう・・・」
女「あーやっぱ?もうちょっとだけ押すわ」

大学生「すいませんでした」
女「いえいえ。△君のご家族とは
仲良くしたいもの♪」

大学生「ちょっと考えさせてほしいです」

男「はぁ~△君、一つだけアドバイスしていい?

自分で決められるかどうかで人生変わるんだよ。

今、この瞬間、君は何か決める努力をしたの?
親の言うことを素直に聞くなんて
どんな仕事もしていけないよ?

時間をあげるから、俺たちが戻ってくるまでに
もう少し○さんと話して決めて?」

強気でくるなあ。これって違法じゃないのかな。
そもそも、大学生くん、「やらない」って
チョイスしているんだから、決めてるのに!!!

その後、友達と大学生くんは二人きりで
ぽつぽつ友達ちゃんが話をはじめたのでした。

友達ちゃん「やっぱ嫌だった?」
大学生「ちょっと難しいかも・・・
お金も用意できないし」
友達ちゃん「じゃ・・・じゃあ私が払うから!」

うわあああああ闇が深いいいいいい!( ;∀;)
ダメだよ、ダメダメ!!!

もうどうしようもなく
私が頭を抱える展開に!(注:私は他人)

しかし

そこへ救世主が舞い降りた。

おばちゃま「あんた、もうやめときなさい」

私の反対側に座っていた初老のおばちゃまが
彼に声をかけました。

おばちゃま
「こういうのはね、昔はネズミ講って言って
どんどん売っていくのよ。
辞めなさい。あんたも無理に誘うんじゃないよ。
お金は大事につかんなさい。」

おせっかいおばちゃま!
私は深くうなずきましたよ。

でもすごいなぁ。黙っていられなかったんだね。

自分の子どものような年代の若者を
ほおっておけなかったのかもしれない。

ちゃんと「強く断る」ことが何より大事。

夢があるのなら、なおさら
「自分にとって必要があるのか」も考え
ひとりで決めないということは重要。


私がこういう勧誘を受けた時は
「雑誌の編集者を紹介したい」と呼び出され
行ったのですが、全く関係のない
ネットワークビジネスのトップの人が出てきて
「いかにやらないと失敗なのか」を
説明され、加入まで帰さない!と言われました。

最近、とっても大学生を中心に
被害が拡大しているらしい。

意識が高いのは素晴らしいことかもしれませんが
本当にそれがいいのかどうか
ちゃんとネットで検索でもしたほうがいい。

結局その後、彼は帰ってしまい
残されたお友達は放心状態。
おばちゃま大勝利、という結果に。

その後きっと2人の男女に責められるのかなぁ。

それでも、やっぱりカフェにいると
毎回のように勧誘を見かけます。

「仲間がほしいから」「ビジネスを始めたいから」
色んな理由で始めるのだと思いますが
やっぱり少しでも自分にリスクを感じるのなら
絶対やめるべき。

あと、製品の効能についても
「それは根拠があるのかどうか」を
きちんと調べるべきだと思います。

せっかくネットがあるのですから。

色々自身も振り返る興味深い出来事でした。
言葉のマジックってすごい。

何事もきちんと選んでいきたいですね。
大学生のみなさんだけでなく
ママたちも巻き込まれがちだと思うので
本当によく考えて決めてほしいと
勧誘された一人として伝えておきたいです。

今日はちょっぴりまじめに締めます。

次回
「貴族系敬語が飛び交う!
オタク女子のガチ喧嘩!」編
お見逃しなく!!!

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「エスプレッソと東京」や
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