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大台町週末旅① きつねおにぎりと名もなき池

旅のはじめに

1月の最後の土日。
ありがたいことに、三重県大台町観光協会主催のブロガーツアーに参加させていただきました。
https://web-odai.info/information/information-4151.html

通常であれば旅ブロガーとして、名所の紹介やそこまでのアクセスなどをお伝えするのが使命であるような、そんな空気も昨今はあるのですが


今回私は大台町の町についてスポットの紹介ではなく、私が見て聞いて吸って食べて。そうやって自分勝手に感じ取った大台町を残しておきたい。
そんな気持ちになりました。むしろ「大台町の書きたいことを書いて、書いて、書きまくっておこう」そんな気持ちです。 

情報だけでなく、むしろこれは「記憶のお土産」にしたい。
そう思って今一人パソコンに向かっています。

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今日から5日間にかけて、大台町で私が出会った人、感じた空気などいつものnoteとはまた違ったスタイルでお伝えできればと思っています!
ぜひ最後まで楽しんでいただけたら幸いです。

大台町観光協会に大台町のことがまとめられていますので、こちらもどうぞ。

私と三重県のつながり

愛知県名古屋市生まれですが、祖父が三重県にある「坂手島」という島の出身で小さなころから三重県には夏休みなど
よく遊びにいっていて、三重県の海にはとても思い入れがあります。
小さなころは名産の干しタコをかじり、歯固めにしていたこともあり今でも肉より魚派です。笑

愛知県に住んでいると伊勢神宮や鳥羽のあたりは観光や参拝にもよく訪れるエリアでもあり、三重県との心の距離は近めです!

そんな私ですが「三重県大台町」については、今回の旅に行くまでお恥ずかしながら全く存じ上げずでした。
いつもブログを拝見している、東京散歩ぽの中川さんめ~んずスタジオのAsukaさんのお二人が三重県大台町について発信しているのを知り
今回そんな大台町の魅力を発信してくれるブロガーを募集する企画がある!ということを知り、これは!と応募。参加することとなりました。やっぱり心の距離近めです。

「きつねおにぎりがいいわ」

今回の旅のスタートは道の駅「奥伊勢 おおだい」
近くには大型チェーンのスーパーなども並ぶエリアで地元の人も多く、活気のある道の駅です。

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「ここで少し時間を調節していくので、自由に休憩してください」とお声かけいただき、朝ごはんを食べずに飛び乗った勢の私はさっそくここでおいしそうなものを探しに売店エリアへダッシュ。

道の駅には地元の食材や名産を使ったお土産などが並んでいて、ずっと見ていられるなと個人的には思うんですが
逆に種類がいろいろありすぎて、なかなか決められないってありません?

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あっちにうろうろ、こっちにうろうろしていると
「奥伊勢おおだい」は地元の方が作ったお弁当やおにぎりの販売もあり、ちょうど納品にきている地元のおかあさんが品出ししながら
「どこからきたの~?」と声をかけてくれました。

優柔不断なのがバレた様子。

「(大台町は)お水がおいしいからお米やお野菜もおいしいよ~たくさん食べていくといいわ~このおにぎりは?きつねおにぎりっていうんだわ」と教えてくれたのが、こちら。

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みじん切りの油揚げに干しエビ、青ネギの薬味切りが混ぜてあり、油揚げの煮汁でご飯も味付けしてあるとのこと。
この道の駅でも人気のおにぎりだとレジのお姉さんも教えてくれました。

これ、この道の駅の手作り。やさしい握りになっています。
道の駅には素敵な食堂もついていて、美味しい食事も楽しめるそう。来て20分で次の旅行を考え出す気の速さ。

というわけで!!34歳はじめての「きつねおにぎり」

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これがめちゃめちゃおいしかった。1個100円。
私、こういう地元の人が毎日せっせと作っているものに本当に弱いんです。なんかすぐ応援したくなっちゃうという。チョロいのかもしれません。

え?速攻食べました。もちろん。

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きつねおにぎりをお勧めしてくれたおばあちゃんは別にきつねおにぎりを作っているわけじゃないのに「これ、おいしいから食べな~」と教えてくれただけで
すごく思い出に残るし、道の駅らしいやり取りがうれしい。

実はずっと減量を頑張っているので、白米を食べるのが久しぶりだったんです。久しぶりのおにぎりが「きつねおにぎり」


にこにこ顔でみんながお勧めしてくれて、つぶれないように大切にレジのお姉さんが渡してくれた、そんな特別なおにぎりをほおばりながら
ぼんやり見上げる青空は「なーんか、すごいところに来たな」という気持ちに。余裕のある時間と空間。これに今だれか気が付いているんだろうか。

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あまりに青空が綺麗だったので、大台町で取れたゆずを使った「ゆずっこ」というゆずジュースも買っちゃった。

そんなマイペースすぎる私はそんな空とおにぎりをむしゃむしゃ味わいながら、またバスに乗り込み、次なる目的地へ行くことに。

「名前はないんだよ」

今回、宿泊する奥伊勢フォレストピアのスタッフの方の案内で「まだ時間があるから、いいところ寄っていきますね~特に名前はないんですけど」と案内してもらったのは溜池。

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「地元の人とかがね~良く散歩に来たりするんだよ」と。

こんな贅沢な景色見ながら散歩するの!?
むしろここ散歩っていうか割と感覚としてはハイキングレベルなのでは!?

など心の中では「大台町すごい」という一人ツッコミのオンパレード。

何がすごいって、ここは特に名前がない!ということ。
こんなに開放感あって、気持ちもよくて、鯉もあひるちゃんもいて(っていうか自然のアヒルって私もしかしたら初めて見たかも...)

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それで「特に名前はない溜池」って、ちょっと贅沢通り越して町民のみなさん、ちょっともう自然の美しさに慣れすぎて感覚がマヒしてしまってるのではないか?と心配にさえなりはじめる......(町民の皆さんすみません...)

私たちの話し声以外はスッとした空気の音と、鯉がパチャパチャ泳ぐ音と、アヒルちゃんのガアガアという鳴き声だけ。

もうすでに、すっごくきれいですよ!!!?
大台町のみなさん!もっと観光地としてごり押ししませんか?
私、すでにリラックスしかしてないんですけど!?

そんな余計なおせっかいを心の中で爆発させつつ、まだこの旅はじまってもいないということにバスに乗った段階で気が付くという。

すでに私の中で「自然に癒され度」は満タンを超え、いくばかりかポーっとしてしまうというか。なんというか。

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希望があったりお客様の様子に合わせて、こうしたところもご案内するそう。もうここだけで私だいぶ満足しているんですけど
そういう「観光だけど親戚のように迎えてくれる暖かさ」って良いですよね。

そしてそんな中、実は「まだこんなのは大台町の自然の序の口」であったことを知るのは、この日の午後のお話.....

次回は「奥伊勢フォレストピアで自分時間」編(仮)をお届けします。

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今回立ち寄ったスポットはこちら 
道の駅 奥伊勢おおだい 
http://www.okuise-odai.jp

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