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【最新】スリランカ旅行記2023年GW⑦ダンブッラから大爆走バスでコロンボを経由しニゴンボへ

5/5、「シーギリヤロック」と「ダンブッラ石窟寺院」を堪能し、ヘリタンスカンダラマに預けておいた荷物を無事回収して、ダンブッラのバス停までレストランの旦那さんにトゥクトゥクで送り届けてもらった。

私たちの目的地はニゴンボだったので、ダンブッラからだと直行便はないとの噂を聞いていたため、クルネーガラかどこかで乗り換えなきゃかな〜なんて思っていたところ、
トゥクトゥクの旦那さんが、バス停に停車中のバスと交渉してこれに乗るといいと繋いでくれた。

ところが、このバスの行き先はどう見ても「コロンボ」

👩🏻「ニゴンボに行きたいんだけど〜…」
🧔🏾‍♂️バス「コロンボで最後のお客さんを下ろしたらニゴンボまで連れて行ってあげるよ」
とのことだが、本当かなー。でも、とりあえずコロンボまでの足が確保された。

果たしてニゴンボに辿り着けるのか!?

乗ってびっくりスリランカのバス

スリランカのバスには冷房あり・なしとか、長距離高速バスとか、いくつか種類があるとは聞いていたが、これは「冷房なしの長距離路線バス」のような位置付けか。ダンブッラよりも更に遠くからコロンボ目指して走ってきているらしかった。
しかも、普通のバスの頭にある行き先表示がなく、友達同士で運営している私営バス?のようなバスだった。

夕飯休憩中のバス

走り出したらとにかくスピードをガンガン出す。
片側一車線でも追越し、並走、逆走なんでもあり。
つまり、スリランカでは大きい車が一番偉い。
クラクションを鳴らしまくって縫うように走るから速い速い。
あわや正面衝突という場面でも一切スピードを緩めないから、何度ぶつかるんじゃないかとヒヤヒヤするも、先頭の特等席で神がかったハンドル捌きを見物するのをたっぷり楽しんだ。
料金はダンブッラからコロンボまで750ルピー(326円)。

前の車に迫りながら対向車との間をすり抜けるバス

乗客は常に拾う

開けっ放しのドアにぶら下がった2、3人の客引き役との絶妙な連携のもと、大音量で音楽を流しながら乗客を捌く。
一応バス停は意識しているようだが、それに関係なくバスに乗りそうな人を見かけると、
👨🏾「コロンボコロンボコロンボコロンボコロンボー!!」
と叫びながら乗客を拾っていく。
あんなにスピード出して走っているのに、乗客を拾う時はしっかり路肩に寄せるんだから、彼らの連携プレーは本当に見事なものだ。

食事休憩のためしばし停車

ダンブッラからコロンボまでバスで5時間と予想していたが、あまりにも猛スピードで爆走してくれたので、2時間半くらいでいい感じのところまで進んできた。ここで、18時になったので一旦食事休憩をするとのことで、道の駅のようなところで彼らは食事に出てしまった。
他の人もトイレ休憩したり、飲み物を買ったり、思い思いに過ごしていた。この辺り、バスに時刻表がないスリランカはとっても緩い。

ブッダの誕生日渋滞にはまる

食事を終えた彼らはドライバーを交代して再出発。
暗くなって運転スピードも緩めるかと思いきや、全然そんなことはない。相変わらずの暴走でブイブイ走る。
しかし、せっかくいい感じのペースで進んでいたのだが、都心部が近づくにつれてウェサック・ポーヤデー(ブッダの生誕満月祭)の影響で、人も車も交通量が増えて徐々にスピードが上がらなくなり、ついにノロノロの大渋滞にハマってしまった。

窓の外の人出、お分かりいただけるだろうか

ポーヤデーはスリランカの仏教徒にとっては特別な日で、前夜祭と当日、後夜祭にかけて三日間、お酒を絶って夜中までお祝いする。
でも、満月の度にこんなお祭り騒ぎしてるなんて、スリランカ人は羨ましいなぁ。

コロンボに着いたが…

さて、渋滞にはまったことでしっかり5時間以上かかってしまった。
最後のお客さんをコロンボで下ろして、さぁニゴンボに向かうかと思いきや、彼らも面倒くさくなったみたいで、5人でワーワー談議し始めた。
結果、私たちはここコロンボで降ろされたが、ニゴンボ行きのバスを見つけるべくバスセンターまで連れて行ってくれた。

案1【エアポート行きのバスに乗って空港のタクシーを捕まえてホテルに行く】
しかし、エアポート行きバスの客引きとワーワー交渉してもらった結果、「空港のタクシーは通常の5倍〜10倍する。1万ルピーとかするからやめたほうがいいぞ」となり、別のバスを探す。(地元の人にもやめた方がいいと言われるなんてどれだけぼったくりなんだ…笑)

案2【ニゴンボのその先に行くバスに乗せてもらい、途中ニゴンボで下ろしてもらう】
爆走バスの兄ちゃんたちが見つけてきてくれた見た目も超快適そうなリムジンバスは、ニゴンボまで2人で5000ルピーで連れてってくれるとのこと。
私たちは財布の中身も確かめず、「ありがとう!」と行って別れ、そのバスに乗り込んだ。

現金が足りない…!

乗り込んだバスは日本の高速バスのごとく、急にランクが上がって超快適。さてさて料金をと財布を見ると…ん?現金が、足りない…!
タクシーやトゥクトゥクの運ちゃんらに景気良く取られ過ぎて、気付いたら2人の有り金出しても4300ルピーにしかならす、どうしても5000ルピーに足りない。

(どうしよう…今更値切るのはルール違反だろうか。4300しか持ってないって正直に言うか、でもニゴンボからホテルまでの交通費も確保しなきゃだから3000と言うか、さて困った困った。)

私たちが青くなって集金を待っていたところ、
👨🏾「二人で1000ルピー(435円)」
👩🏻(へっ?)

2人で5000ルピーっていうのは何だったんだ!?
今までぼったくられすぎて通常価格が分からなくなっていた。いいバスだからそれなりに高い値段はするだろうと思いきや、全然大したことなくて、有り金で払うことができて、何はともあれ一安心。

ニゴンボからホテルへ

ニゴンボに着いたと、真っ暗な道の真ん中で降ろされる。時刻はだいたい23時。こっからどうするか。
こういう時、間髪入れずに現れるのがトゥクトゥクである。

👩🏻「900ルピーでこのホテルに行きたい」
🧔🏾‍♂️「ラグーンの反対側だから1200ルピー(521円)かかる」
👩🏻(若干盛ってきたな。でも夜間割増し料金ということで、辺鄙なとこまで連れてってくれるし良しとしよう)

ニゴンボのホテルまでの道のり

二度目のバワホテル ジェットウィング・ラグーン

またまた深夜到着になってしまったが、本日の宿もジェフリー・バワが建築したリゾートホテル、ジェットウィング・ラグーン。ここに二泊する。
シャワーとバスタブが外にある素敵デザイン(バスタブに浸かる暇はなかった)。

シャワーとバスタブが部屋の外にある

今日もシーギリヤ、ダンブッラからコロンボを経由してニゴンボに入るまで長い一日だった。
明日ももういっちょ遠出しようと試みるが…!?
To be continued.



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