合法ロリ懐古記#9
ここ数日というもの、やる気が起きず、悲しいことばかりが目立ってしまっていて何をするにも億劫だった。そんな時はやはり、何もせずに休み、かたっぱしから楽しそうなものを漁り、どこかでゲラゲラと笑えるのを待つのが良い。しかしこれはあくまで「人に勧めるための自論」であり、当のわたくしはと言えば、そんな時ほど我慢をして「できない自分」にムチを打つのだから人間のアタマなんてでたらめだ。
そういえば、ウィンターライブでは、仲間が増えていた。ご存知、才能溢れる2期生のメンツである。なぜこのタイミングで思い出すかといえば、わたくしはこれから大所帯年明け早々ディズニーの思い出を綴るからだ。この大所帯には、2期生も数人含まれていた。
チャーリー氏と、めーな氏の喧嘩と共に幕開けしたこのディズニー小旅行(引きこもりのわたくしにとっては立派な旅行であったが、反対意見が予想されるので「小」を語頭につけておく)は、極度に疲労したがもちろん、楽しかったことも幾つかある。それは、待ち時間でのこと。アトラクションの待ち時間では、奥村氏の隣で順番を待っていたことが多々あったが、まあ奥村氏は愉快である。遅れて合流してきた奥村氏の話を永遠と聞いていたが飽きない。そろそろ彼の話を聞きたいなと、懐かしくなるほどだ。それから、1番長い待ち時間を要したスプラッシュマウンテンでは、河野氏とお互いスマホを弄りながらぽつりぽつりと会話をしていた。「なにか話さなくちゃ!」という焦りが湧いてこないのが、さすがは河野氏の安心、安定感。楽しい喧騒に包まれたテーマパークへ大所帯で乗り込む際には、1人あのようなお方がいると心強い。河野氏にはかの有名なセリフ、フォンダンショコラをはじめとし、尊敬するところが沢山ある。
ここまで書いてきて気が付いたのだが、待ち時間で楽しい思い出ができるなんて当たり前だ。何故なら、ディズニーランドでは待ち時間が圧倒的多数を占めるのだから…。というかむしろ、ほぼ待ち時間だ。なんなら、待ちに行っているようなものである。
思えば、青春高校のお仕事でも、待ち時間が多くあって、そこをいかにみんなで楽しく過ごすか、いつも誰かが提案してくれていた。バスの中、ドラマの待ち時間、収録前…。
どこへ行っても、どんなに長くても、楽しかった思い出が絶対にひとつはあった。有り得ないくらい気長になった。
大丈夫。こんな深夜に、暗い気持ちを抱っこして義務でもない文章をつらつら書いて義務である課題図書をウダウダ読んでも、朝は来る。きっと、眠気ももよおす。
「二度と極寒のディズニーランドなんぞ行くものか!」と思う反面、待ち時間に好きな人とお喋りをしながら飲む、暖かいココアがほんの少しだけ欲しくもなるのだ。
今回も、読んでくれてありがとう。無理のないようにぼちぼちと更新するつもりだ。