合法ロリ懐古記#7

前回、わたくしが他人のデートで白飯が三杯食えると告白をしたら、とある読者の方がわたくしのデート企画で四杯いけると教えてくださった。かわいい。負けた。
今回も、空腹を促す内容にできる事だけを考えて回顧していく。

世の中には狂ったオトナがわんさか居るようだ。黒にゅまデートの指示をしていたオトナももちろんそこに含まれるのだが、彼らのおかげでわたくしは見事、辱めにあう。クレープを食べて、相手の口についたホイップを取らされ、お互いへリングをつくらされ、さらには園内でお姫様抱っこをさせられた。いい迷惑だ。お姫様抱っこなんて。わたくしたちだけじゃなく、一般のお客様にもいい迷惑だ。もうあのデートでは一生分恥をかいた。中でもあのプリクラ事件。バックハグでプリクラなんて撮ってみろ。もし本当のカップルなら、別れた時にいい地雷になるぞ。まったくもう。変な汗をたくさんかいて、しんどい指示をこなしていたら日が暮れるのは案外はやかった。夕方、よみうりランドのレストランでおいしくご飯をいただいたのをおぼえている。夕食時は、スタッフさんたちも休憩で、黒田氏とお互いを労って飯をくらった。つかの間の談笑タイム。それにしてもその後のギターの演出は臭すぎた。誰だ、あんなのをやらせたのは。まったくけしからん。それというのは、ベンチがあるだけの広場で黒田氏がギターの弾き語りをするというものだ。どんな顔をしてきけというのだ。でも、疲れ果てた心に、一生懸命(黒田氏はギターが苦手だ)な弾き語りはちょっと染みた。それに、「バイバイ」をして別々の方向に棒になった足を動かしはじめた後の不意のバックハグはひとつまみだけキュンとした。あれはネジが抜けた人の指示だそうだが、恋人にもしあれをされたらひとたまりもなくとろけてしまうだろう。ひとつまみではなく、大さじ3くらいキュンとする。二度とあんな経験はしなくていいが、よみうりランドのデートは必ず素敵なものになる。
こんな共感性羞恥を呼ぶような話、最後まで読んでいるあなたはとんだドMか、もしくは無類の小沼好きか、あるいはそのどちらもかもしれない。とにかく、読んでくれてありがとう。
良い週末をすごそう。

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