ものにも名前を、自分にも名前を:私がビジネスネームを決めるまで
私はものに名前をつけることが好きで、よく植物や家電、ぬいぐるみにまで名前をつけています。
たとえば、我が家のポトスには「ロブ様」という名前を。これは、たまたまロバート・パティンソンの映画を観た影響もあって、気品あるポトスにその名を授けるのがぴったりだと思ったのです。ロブ様はどんどんとその葉を増やし、高貴な雰囲気で部屋に佇んでいます。
名前をつける基準は、呼びやすさやそのものが持つ「雰囲気」によるところが大きいです。どことなくそのものの特質に合うような名前を選ぶと、自然と親しみが湧いてくるし、名前を呼ぶことでそのものと対話するような感覚になるから不思議です。
こうして名前をつけていると、いつの間にかそのものを丁寧に扱う気持ちが強くなる気がします。ぬいぐるみには幼い頃から名前をつけていたし、玄関に飾っている蹄鉄にも、購入した競馬場で印象に残った馬の名前を付けて、縁起物として大切にしています。
自分の名前とビジネスネームを考える
本日、noteのクリエイター名をフルネームに変えました。
自分で仕事をとっていくことを目指す上で、自分の名前を知ってもらうことってとても大切だなと思っていて、ずっと何がいいかなと考えていました。
今までいろいろなものに名前をつけてきましたが、いざ自分の仕事で使う名前を考えるとなると、なかなか決められません。
なんかインパクトのある名前がいいなーとか、海外の人にも呼んでもらいやすい名前がいいなーとか色々考えていたのですが、自分の名前が一番しっくりくる。だけど、自分にとってはしっくりくるけど決め手として少し物足りない。
そこで、せっかくだから占ってもらおう、と姓名判断の鑑定を受けてみました。姓名判断を大切にしている方もたくさんいますし、聞いておくのも損がないと思ったんです。
でも正直に話すと、自分の実名を出すのはちょっとドキドキする部分もあったんです。占いでダメだったら変えようみたいな、どちらかというと後ろ向きな気持ちもありました。
鑑定の結果、自分の旧姓の名前が仕事運に良いということで、ビジネスネームとして使うことに決めました。
正直、完璧な字画ではないですが、「ビジネスネームとしても良いと思います」という占い師さんのお言葉もあり。まあこの不完全なところも自分の大切な部分なのかもしれないと飲み込んで、これからはこの名前で記事を書いていこうと思います。
自分の名前ってそんなに特別だと思っていなかったんですが、歳を追うごとに自分という存在にしっくりと馴染んできているように感じていました。
幼少期のごっこ遊びから始まり、ゲームの中などでいろんな名前を名乗ったものですが、仮想世界でもどんどん自分の名前に近いものに最終的に自分の名前に帰ってきた気がします。
結婚して今は苗字は変わってしまってはいるものの、自分の名前ほどしっくりくるものはないなって思っているのです。
姓名判断をしてくれた先生曰く、旧姓の影響力は自分の旧姓を知っている人が周りにいなくなった時点で消えるそう。
外資系の会社だったので名前で呼ばれることが多かったり、私のことを苗字をもじったニックネームで呼ぶ友人が多いんですよね。
だからこそ、身近な人や私の名前を知っている人たちと繋がっている間は、きっとこの名前が私の「らしさ」を支え続けてくれるのだと感じています。
名前に込める力と愛着
ものに名前をつけると、その存在がより身近で愛おしく感じられるように、自分の名前もまた、ただの記号ではなく、自分を表す象徴のように感じています。幼い頃から、ゲームのキャラクターやごっこ遊びのなかでもいろいろな名前を使ってきたものの、最終的に自分の名前がしっくりくるというのは不思議なものです。
今回、noteで自分のフルネームを使うにあたって、ちょっとした緊張も感じましたが、やはりこれが一番自然だと思えました。名前がもつ独特の響きや、これまでの自分が積み重ねてきたものが込められているように感じられるからです。
ものに名前をつけることと同じように、私にとっては自分の名前もまた、仕事を通してもっと愛着を持って大切に育てていきたい存在なのです。
これからも、この名前とともに自分の仕事を育て、自分らしい表現を続けていけたらと願っています。