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root×マネーフォワードの共創デザイナー交流会レポート

こんにちは。UXデザイナーのayaneです。

私が所属するマネーフォワード エックスカンパニーでは、あまり知られていないかもしれませんが、自社サービスだけでなくクライアントと共創して新たな価値を生み出す共創事業をしています。
今回は、そんな共創事業をやっているrootとマネーフォワードのデザイナー交流会の様子をレポートします!

共創事業に関わっている方、rootやMFの共創デザイナーに興味がある方、クライアントとデザイナーの関わり方を知りたい方におすすめの内容になっていますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。


なぜrootさんとの交流会を開催したのか?

今までは共創に携わるデザイナーの方と交流があまりなかったのですが、別のイベントでrootさんと繋がりができたことをきっかけに事業内容と自分たちがやっていることの共通事項があるなと思い、お声がけさせていただきました🙌
快くOKいただいたrootのさとりこさん、rootのみなさまありがとうございます!!

交流会の主な目的は以下としつつ、あまり堅苦しくなくワイワイできる場を設定しました。

  • 他社の共創の知見を相互で意見交換する

  • デザイナーがビジネスに貢献できるヒントを得る

  • 共創に関わるデザイナーとのつながりを持つ

交流会の内容

当日はrootさんの新しいオフィスにお邪魔して開催しました!
最近新オフィスに移転されたこともあり広々としてとても綺麗でした✨

開催日時:2024年6月13日(木) 18:00-20:00
参加者:rootデザイナー5名、マネーフォワードデザイナー6名の計11名

当日のタイムテーブル
みんなで対話する時間を長めにとってます

各社の会社や事業紹介のあと、ワールドカフェ形式のディスカッションという形で進めました。

ワールドカフェとは?
ワールドカフェの定義は、カフェでくつろいでいるようなリラックスした雰囲気のもと行われる会議のことです。

参加者は4~5人ずつに分かれ、テーブルごとに対話をするといったもので、1,000人以上でも実施できます。一定時間が過ぎれば、テーブルのメンバーを入れ替え、対話することを繰り返し行います。

少人数で対話をすることで、相手の意見を聞きやすく、自分の意見も言いやすいのが特徴です。

出典:カオナビ人事用語集
https://www.kaonavi.jp/dictionary/world-cafe/

当初はLT形式を想定していましたが、時間内でより多くの方と対話したり、別のグループで話し合ったことを知ることができるということで、ワールドカフェ形式に決定しました!

ワールドカフェを実施するにあたって事前に問いを提示し、各テーブルの中で話し合ってもらいました。ディスカッションテーマとなる「問い」は以下の2つを準備しました。

本日のテーマ(問い)
日々悩んでいることを問いにして提示

問いは準備しつつも、その場で自由に話を広げたり深めたりしながら実施しました!

ディスカッション内容の一部
ディスカッション内容の一部

交流会で印象に残った内容は?

マネーフォワードの参加者6人から、今回の交流会で印象に残ったことを聞いてみました。

マネーフォワードの参加者(そへやん、きなこ、さっさー、えんまお、みゆきち、あやね)
マネーフォワードの参加者

「似ているけど異なる共創的デザイン活動とチーム」

両社で同じような事業をしていても、共創するクライアントやプロジェクトの性質によって活動や体制も異なるということがわかり、事業の性質に合わせた組織デザインが必要であるという気づきがありました。
マネーフォワードの共創事業では金融業界の大手クライアントとの0→1のプロジェクトが多いことに対し、rootさんはスタートアップのプロダクトデザインなど1→10の支援が多いとのことでした。
マネーフォワードの共創事業はセールスメンバーとサービスデザイナーが共にクライアント課題やニーズを探り、提案や仮説づくりのから始めることが多いですが、rootさんはデザインプログラムマネージャーとデザイナーがプロジェクトに入る体制になっているそうです。
(さっさー)

「熱量を持ってクライアントと向き合う」

どんな場面でも熱量を持ってクライアントと接することで、その先にある本当に実現したいことや達成したいことが見えてくる、といった話が印象に残りました。
熱量を持つことで、顧客からの要望に対して「なぜそれをやりたいと思ったのか」「こういう方法で実現するともっとよくなるのではないか」といった多角的な提案をすることができ、結果として強固な関係を続けられるそうで、なるほど確かに...と感じました。今後クライアントと信頼関係を築いていく際に活用できそうです。
(きなこ)

「クライアントの一員になるつもりで関係構築する」

「プロジェクトを進める際にどのようにクライアントと関係構築しているか?」というテーマの中で印象に残ったフレーズです。
マネーフォワードでは、ユーザー調査時にクライアントにもその場に同席していただき、リアルなユーザーさんの言動や空気感を感じとってもらうことをしています。rootさんでは、いつでも質問や相談を受けられる時間を確保したり、新メンバーが入った際にクライアントと1on1を行なったりとかなり深くまで入り込んでコミュニケーションを取っているそうです。そこまで関係構築ができているとクライアントと同じ目線でプロダクトやサービスの課題を捉えることができるんだな、という気づきがありました。
(みゆきち)

「デザイナーが動きやすい環境を整える」

rootさんでは、スタートアップのクライアントと共にプロダクトを成長させていくため、デザインプログラムマネージャーがプロジェクトに参画し、クライアント組織のデザインマネジメントを機能させる役割として、適切なデザイン計画の立案と環境整備をし、デザイン成果を最大化する役割を担っています。
マネーフォワードではクライアント毎にセールスメンバーがおり、その信頼関係の上でデザイナーがコミュニケーションを取ることが多いので、そこの違いがあるのだなと感じました。クライアントとの信頼関係構築の一つの方法として今後のヒントになりそうです。
(えんまお)

「引きずらないメンタル」

目の前のプロジェクト・クライアントに対して信念を持った支援活動をするのは改めて大事だと気づきました。
一方で、事業や外部環境によって望んだ結果が出ないこともあるため、引きずらないメンタルも必要だよね、と会話したことは印象に残っています。いくつか共創プロジェクトを経験させていただいた経験を振り返り、このスタンスが重要な一要素だと感じました。特に新卒で右も左も分からない中、このメンタルがあれば必要以上にもやもやしなくてよかったのかなと思ったので、2年前の自分に伝えたいです笑
(そへやん)

「デザイナーの目標設定に対する考え方」

両社の目標の立て方の違い、共通点の話が印象に残りました。
rootさんではマネージャーが売り上げなどの「成果目標」を持ち、メンバーはより提供できる価値を高めるために「発揮能力目標」を持つことにしています。一方、マネーフォワードエックスカンパニーでは、会社や組織目標から個人へ段階的に目標を落としつつ、定量指標で設定します。共創のデザイナーであれば、提案数や案件獲得の数字をもつなど。
共創事業という特性上、自分たちのデザインアウトプットのクオリティだけでなくクライアントの事業に直接寄与するような数字をもつことが重要ということを改めて感じました。
(あやね)

おわりに

root×マネーフォワードの共創デザイナーの交流会は、参加者にとって新しい知識を得るだけでなく、新たなデザイナー同士のつながりを作る機会となりました。

これからもいろんな企業の方々と交流をしていければと思っています!
もし、興味のあるデザイナーさん、企業の方がいればぜひご連絡ください!!

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