キッチンカーの外から愛💕を。

私がパーソナルトレーニングやグループレッスンを行っているスタジオは、南青山にある。骨董通りをひょいっと入ったところ。２年前くらいからだろうか、ランチタイムにキッチンカーが出るようになった。コロナ前はポツポツだったものの、with コロナとなってからは、すごい。私が認識する限り、エリアは転々とするが７台は出ている。しかも、多くのキッチンカーが毎日日替わり。そうそう、私たちカスタマーからすると毎日日替わりで、キッチンカーの側からすると週に一度、ここ南青山に来てくれるというわけだ。

南青山のランチ事情がから言うと、価格帯は紛れもなくハイヤー。飲み物もつけうるとするとランチは1200円から1800円くらい。ちゃんとしたイタリアンとかフレンチはもう別格です。日常のランチ、そば、カフェの価格帯がこれくらいだ。私をはじめ、日々このエリアで労働している美容師さんとか、ショップ店員さんとか、もちろん飲食の方たちご自身もそうだと思うけど、こんなランチ、毎日は食べていられないよね。そんな働く人たちの強い味方となったのが、キッチンカーのお弁当だ。平日はほぼ日替わりで世界のご飯が楽しめる...、例えば、美味しい新潟の魚メインの和食、ロールキャベツ、イタリアン、スペイン、タコライス、シシリアンライス、韓国、タイ、あと...肉的なもの(すみません、私がたまに鶏肉しか食べないので情報として入ってこないw)それらがなんと1000円以内で楽しめる。ラッキー。

昨日はイタリアン。

実はまだ二度目だった。でも、ご飯だけでなく、ちょっとした会話をポップ入れ込んでくるお兄さんに心を解かされて、今日もまたふらりと列に並んでしまう。お兄さんは開口一番に私の顔を見るなり、

「あ、僕、先週、ぎっくり腰になっちゃったんですよ。もう辛くて辛くてー」

そんなことを言われた瞬間に、ぱっと彼の動作を確認してしまう。もう無意識に、頼まれてもいないのに。何食べようかな〜なんてメニューチェックをしていた、中心視野の目の使い方から、ばっとひいてキッチンカーの中にいる彼のカラダはもちろんなこと、さらにキッチンカー全体まで視野を広げて周辺視野へ。

なるほどと思って、できあがったランチボックスをいただくときに２つ提案をしてみた。頼まれてもないのに。

①キッチンカーの天井をぶち抜く

②ただしい重心でスクワット

①については、やはり労働環境は大切。彼はあの天井の低い車の中で、中腰になってランチボックスのためにご飯をよそったり、カスタマーに渡したり、お釣りの受けわたしをしている。その時の姿勢は、紛れもなく中腰だ。脚力と腹筋がいる体制ということはボディに負荷がかかる姿勢なので、まずはその負荷を環境から無くす。一番が負荷がからない姿勢は、まっすぐ、ニュートラルに立つこと。だから天井を取っ払う。

いやいや、そんな車壊すのいやだよ...雨の日とかどうするんだよ...という場合は②。そうね、自分で頑張るのだったら、まず自分のカラダの構造を強くするというアイディアだが.....  ぎっくり腰などすると、腹筋しなさい！とアドバイスする医者も多いようですが、痛みもあったり不安定だと思うので、まずはトルソーはニュートラルで固定。なぜ、腰の筋肉を使いすぎてしまったかということを紐解いてみると、太ももの筋肉、脚力が弱いから中腰姿勢が反りがちだった、ということが予想される。もちろん腹筋が弱いから骨盤が前傾しての反り腰なのかもだが、スクワットのいいところは......正しくやれば、かならず腹筋も鍛えられること。コメツキバッタみたいなSIT UP的な腹筋は、アウターの腹筋しか鍛えられないけど、スクワットは、脚力＆腹筋が同時に鍛えられ、骨盤も安定するので、超おすすめ。

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手前味噌で恐縮ですが、こちらでチェックできるのはイントロのみ。強力スクワット力のいるスニーカーを履く体制が楽になるエクササイズ満載。本編は90分くらいにわたる動画説明レッスンでこちらで Now On SALE!

「どうもありがとう、お大事に！」

そういって、ランチボックスを片手にくるりと振り返ると、路上に建てられたキッチンカーの看板があった。営業時間は１１時から１５時。そうかあ....彼は４時間、あのキッチンカーの中で中腰、ひっきりなしくるお客さんを相手に奮闘しているのか....そう思ったら、胸がキュッとした。きゅんとじゃなくてごめん。

でも、愛を送る💓がんばって。