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一社不の嘆き

僕はよく思想強いって言われる社会不適合者です。
僕はとくに自分で思想強いとも思ってないけど、親が離婚してからしばらくして、毎晩食卓で政治や宗教とか思想の議論(といっても口喧嘩に近い)を繰り返していたら自然とそうなってたんです。

世の中について考える人が少ないのか理想を語れる人が少ないのか分かりませんが、僕は考えて議論して理想を大々的に語る事は普通だと思って育ってきました。

ですが、人間関係が苦手になって実生活で他人に自分の思想を語る事はほとんどなくなって、バカを装う生き方がなによりも楽だと知って、しばらくはそうやって生きてきました。

でも、人と考えをぶつけ合わないと自分の考えのまちがってる部分に気付けないし、なによりも議論をすることでアドレナリンが溢れ出して足の指先まで興奮するので、それを我慢し続けるなんて耐えられなくなりました。

なので、僕は自分の思想を再び語ることを選びました。実生活で他人に語るのは少々気恥ずかしいので、配信上で語るようにしてました。
しかし、やはりそういう人とはそりが合わないと思う人が多いのでしょう。(特に同世代{僕は20代前半}以下)

また、僕はマルクス共産主義系の家庭(と言いつつも革命思想は無い)で育ったので、べつにマルキシストでは無いですが(でも、共産主義かと言われたら否定できないし、でも、他者に危険を及ぼさない限りの自由を心の底から愛して、独裁的な全体主義思想は嫌いです。民主主義や共同体主義も好きです。)、小説の1984年の二重思想のように共産主義批判や社会主義批判を聞くと条件反射的に嫌悪感と反論が出てしまいます。特に冷戦時代的な資本主義のプロパガンダには反論する以前に反吐が出てしまいます(偏見が強すぎて反論する気も起きなくなります)。そんな時は、「もう冷戦時代は終わってるんだぞ?老害か?」と、少々キツイ言葉をいつも返しています。

僕は他者から見ても自分でもヒッピーのような(平和主義ではない)アナーキズムな思想の持ち主だと思ってます。てできればそれをマイルドに広めていきたいですが、根付いた偏見からシニカルな冷やかしのような言葉を返されることも多いです。(夢に出てきます。)

これは多くの人が盲信的なのでしょうか。
それともたまたまそういう人と出会うことが多かったのでしょうか。
それとも僕が社会不適合者なのでしょうか。

出る釘は打たれる世の中になったのでしょうか?
それとも多くの人が思想を持たないよう骨抜きにされてしまったのでしょうか?

理想を語るのが悪いのでしょうか?
それとも、思想を語るのが悪いのでしょうか?
パラノイアになりそうです。

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