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我が家の不登校児の幼少期のお話 #1

我が家のマイペースな不登校児は、産まれたときからすでにマイペースだった。
予定日を1週間すぎても全然出てこなくて、入院してバルーンを入れ翌日には促進剤、というタイミングで心拍が下がり緊急帝王切開での出産となった。

初めての子だったので、赤ちゃん時代は慣れない育児にてんてこ舞いになりながら、想像以上の大変さに心も折れかけたりしたけど。
笑顔が出てきた頃には可愛くて仕方なくて。
それはそれは可愛くて、私この世にとんでもない可愛さの生命体を産み出してしまった…と本気で思っていた。笑

あやして笑っては1日が終わっていく。
幸せだったな。

私は本当にのんきな母で、育児書も読んだことなかったし、発達のことなんて何にも気にせず母子手帳のいつ首が座った、やハイハイした、のような欄はずっと空白😂
なんの記録も残ってないし記憶にも残ってない。
ただただ、かわいかっただけ。爆

そんな私が子育てしていて「おや?」と思い始めたのは、1歳半検診がきっかけだった。

1歳半検診の会場ですごく泣いてたことは覚えている。
時間もちょうどお昼寝どきだし、無理ないわー。眠いよな、仕方ないよなーって思っていた。

だけどうちの子の様子を見た小児科の先生は、
『然るべきところへ行った方がいいかもなぁ…』というような事を、ぼそっと言った。

ハッキリ私に伝えるわけでもなく、独り言のように言った先生のその言葉。
何か発達面に問題がある可能性を考えて、検査なり療育なり、という意味なのかな…と無知なりに思ったけれど、そのときの自分は怖くてびっくりしてそれ以上先生には何も聞けなかった。

その日から、
そういえばたいして気にしてなかったけど言葉は全然出てないよなとか、でも言ってることは理解してるよなとか、人見知りや場所見知りは強い方だよなとか。
のんきすぎて気にしてこなかったことが、まさか大事なポイントだったんじゃないかってどんどん気になり出して。

気づけばスマホの検索履歴は
子どもの発達のことでいっぱいになった。


#2に続きます。

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