各種書類との格闘の日々
どうもイマニシです。もうすぐ検査入院の予定なので、慌ただしく仕事をしております。ベッドが空かないのでまだ日付が確定していないことにやきもきする毎日です。
治療のためでもなく、疾患もわかった状態なので、あくまでも現状把握のためなのですが、「筋生検」が必要かもしれないと言われています。筋生検は左腕から組織を取るのにメスを入れるから、最低でも2週間は入院が必要になるらしく……。
ただ、主治医は「遺伝子検査で病名がわかっているのに必要かどうかわからない」と言っており、ほかの先生達とも相談して決めるとのこと。片腕を吊って生活するのは私の足の状態だと不便が多いし(立ち上がりの介助が必要になる)、原稿も書きづらいし、なるべくナシになってほしい!
さて、今回は私が通院〜疾患の判明〜入院に向けて行った手続きを紹介したいと思います。
ざっと書き出すと
1.健康保険限度額適用認定の申請
2.障害者手帳の申請
3.難病医療費助成制度の申請
4.医療保険の入院給付金の申請準備
5.障害年金の申請(←イマココ)
の5つ。病気とはいえ、悲しんでばかりもいられないのが現実です。役所に行く時は母に代理や送迎を頼まざるを得ないのですが、自分であらかじめ電話で問い合わせまくりました。
1. 健康保険限度額適用認定の申請
これは通院のかなり最初の段階で申請しました。私はフリーランスになって協会けんぽを任意継続しているので、協会けんぽに問い合わせることに(会社を辞めて2年間は任意継続できます)。
あとから申請して戻ってくるよりも、いまの出費がキツいんですよね。申請方法はホームページから書類をダウンロードして記入し、本人確認書類と一緒に送るだけ。
まだ治療の見通しが立たないタイミングでも、申請しておいたほうが安心かと思います。私の場合は1か月ほどで認定証が届きました。
2.障害者手帳の申請
足の筋力と握力に問題があるので、主治医から身体障害者手帳の取得を勧められました。本来は区役所(私は23区内在住です)の窓口に行って説明を受けて書類を受け取る必要があるのですが、足が悪い旨を伝えたら郵送してもらえてありがたかったです。
申請に必要なのは、指定医作成の診断書、世帯状況がわかる書類、手帳用の顔写真、身分証。診断書は1週間ほどで病院から郵送してもらえたので、GW前に母に代理で役所へ提出してもらいました(代理の場合は委任状が必要)。
私の場合、途中で申請する級の見直しするよう役所から指摘されたそうなので、申請から交付までに2か月と少しかかりました。結構かかるもんですね。
現状の私は、上肢機能障害3級、下肢機能障害3級で、身体障害程度等級は2級となります。ただ、進行性の病気なので、1年毎に更新する形にしたほうがいいだろうと主治医に言われました。等級が高いほうが、受けられるサービスなども充実するんです。
障害者手帳はさまざまな控除やサービスが受けられます。身体障害程度等級2級で受けられるのは下記のとおり(自治体によって変わります)。
・特別障害者手当
・所得税の控除
・住民税の控除
・相続税の障害者控除
・自動車税や軽自動車税の減免、自動車取得税の減免
・預貯金の非課税対象化
・公共交通機関の割引
・NHKやETCなどの割引
・各種施設利用等での割引
・補装具費の支給
・日常生活用具の給付と貸与
・理美容サービス など
いやはや、いろいろあるんですね。これまでしっかり納税してきたので、助けてもらえる部分はどんどん助けていただきたいところです(笑)。
3.難病医療費助成制度の申請
遠位型ミオパチーは難病指定されているので、医療費助成が受けられます。こちらも事前に保健所に電話で連絡したら、書類を送ってもらえました。
次に、所定の書式で主治医に診断書を書いてもらい、診断書と必要書類を持って保健所に行くと、スムーズに手続きできました。
承認されるまでには2〜3か月かかるそう。とはいえ無事に承認されれば、申請日まで遡って医療費助成を受けられるので安心です。
4.民間の医療保険の入院給付金の申請準備
もうすぐ検査入院を控えているので手続きを進めることにしました。私は民間の医療保険に加入して2年未満なので、入院証明の提出が必要になるそうです。退院日の記入欄もあったので、これは退院時に病院に提出してこようと思います。
フリーランスになる前に今後の自分のためにと民間の医療保険と就労補償の保険に加入したのですが、本当に入っておいて良かった!
ちなみに、現状は治る見込みのない疾患なので、医療保険だけでなく就労保険のほうも保障が出るのかをファイナンシャルプランナーさんに確認してもらっています。保険選びはFPさんに相談して決めたのですが、窓口になってもらえるのってありがたいですね。
【2023.07.21追記】
就労保険も申請してみることになりました。申請にはまたもや診断書が必要になるそうです。診断書、何通書いてもらえばいいのやら……。
5.障害年金の申請
障害年金は就労状態にあっても申請できるとのことなので、先日、年金事務所に相談に行きました。私の場合は最初に病院に行ったのが厚生年金に加入していたときなので、金額が多い障害厚生年金が適用されるそうです。
ただ、この申請書類を書くのが大変なんですよね。最初にかかった病院の初診証明と、いまの病院の診断書はおそらく問題ないのですが、病歴・就労状況等申立書は自分で書かないといけないんです。
こうした障害年金の申請は社労士に頼む人も多いようで、ネットで調べるとそうした情報がたくさん出てきます。ただ、私の場合は「必要なことを端的に伝える」というのは仕事でもあるので、まずは自分でやってみようと思っています。
現状は取材など外出を伴う仕事ができないこともあって収入が落ちているのは顕著ですし(ライターなので在宅でできる仕事があるのが大きな救いです)、いずれ完全に就労できなくなる今後のことを考えて、自分でできるうちにやらなくてはいけない重要タスクのひとつです。少しでも家族への負担を減らせることはやっておきたい!
万が一、いまは申請が認められなかったとしても、さらに状況が悪くなったときには申請が認められるのかなと思っています。
障害年金に関しては、NPO法人 障害年金支援ネットワークという団体があり、ここから対応可能な近場の社労士を紹介してもらうこともできます。社労士の紹介以外にもいろいろと相談できるようなので、こうした団体を利用するのもおすすめです。
いろいろ申請してわかったこと
今回、各種申請をしてわかったのは、「毎回診断書を書いてもらうので出費がかさむ」ことでした。この費用も何かしらでカバーできるといいのに。
しかも、東大病院の場合は窓口に直接行かないと書いてもらえないのもネックです(作成した書類は郵送してもらえますが)。病院によっては郵送でも受け付けているようなので、一度かかっている病院に聞いてみるといいでしょう。
あと、「申請の窓口がバラバラすぎる」ことも厄介でした。役所、保健所、年金事務所が1か所にあればまとめてできるのに、区内でも場所が離れているんですよね。これまで役所なんてマイナンバーカードの受け取りと引っ越し、確定申告くらいでしか行ったことがなかったので、気にしたこともなかったです……。
こうして自分が病気や障がいになったことで、福祉の重要性を身をもって実感するようになりました。税金がどう使われているのか実感がないまま収めていましたが、いろんな理由で困っている人に正しく使われるといいなと思います。
日々の思い出
総括:何気ない一日が思い出になる。
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