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オーディブル通信№1「汝、星がごとく」すれ違う二人の純愛の結末は…

毎日、お仕事や家事に大変、お疲れ様でございます。

わたし自身、ワーママ歴21年目に入り忙しい毎日を送っているのですが、オーディブルで「聞く読書」でインプットし、読書を楽しんでいます。

仕事は事務員です。日中は仕事でパソコンを使うので目を酷使しているので、オーディブルが大活躍です。目が疲れないのが嬉しいので、隙間時間にいろいろな本を楽しんでいます。

そこでオーディブルで聞いた本をnoteで紹介したいと思いました。おなじように忙しくても、本を読みたいという方の参考になればという思いからです。

今回の投稿は、凪良ゆうの「汝、星がごとく」の紹介です。

素直に生きてきた二人の純愛のお話です。悲しくもあり二人の幸せにたどり着く物語。「人を好きになること」シンプルなことなのに生まれ育った環境が二人を揺さぶるのです。

著者「凪良 ゆう(なぎら ゆう)」のプロフィール

京都市在住。2006年にBL作品にてデビューし、代表作に21年に連続TVドラマ化された「美しい彼」シリーズなど多数。17年非BL作品である『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。19年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は22年5月に実写映画が公開された。20年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。

「汝、星がごとく」の受賞歴

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004796.000001719.html

この「汝、星がごとく」は
・2023年本屋大賞ノミネート作
・第168回直木賞候補作
に、選ばれてるだけあって読みごたえがありました。

本の概要

ひと言でいうと「切ない。あまりにも切ない愛の物語」です。凪良ゆうさんが描く、2人の葛藤と苦しみ。誠実に生き自分の居場所を求めます。

「わたしは、愛する男のために人生を誤りたい。」

自分はこんな風に生きてこられたのか…。
誰かのために、思いを貫くことが出来たのか…。

こんなに辛い思いはしたくないけれど、自分に正直な気持ちで生きたら、人生は幸せなのかと思う結末です。

純粋がゆえの苦しみが読者の心をつかみます。
生まれた環境は選べない。親を選んで生まれてくると言うけれど、あまりにも悲しいすぎるのです。悲しいけれど大切な家族でもある。捨てられないのです。捨てたくないのです。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

暁海(あきみ)と櫂(かい)の恋は、長い年月を経てたどり着きます。「ここが二人の居場所。遠回りをしたけれど一緒にいる人」

二人にはそれぞれの家族があり、それがまた泥臭く、人間くさくもあります。欲望のままに生きる親とその子ども。

親は自分の人生の一部でもあるんですよね。
周りの人は「嫌いでも影響のある人」であることは変わりありません。

素直に生きること、純粋さに心を打たれる作品でした。

まとめ

小説は筆者が作り出した世界観があり、その世界に引き込まれますよね。

心の描写はもちろん、この「汝、星がごとく」の舞台は、瀬戸内の島。オーディブルで描写を楽しみながら朗読を楽しんでみてください。

沢山の作品にふれる幸せっていいですね·͜· 

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