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伝記に初めて手を出してみることにした

今までの人生で読んできた本の内訳は、エッセイ4割、小説3割、ビジネス書2割、その他1割というところ。そんなわたしが今、生まれて初めて伝記を読んでいる。

それは、この本。『ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯』。

この本の存在はもう随分前から知っていたけれど、今まで読みたいという気持ちになったことは一度もなかった。「わたしが好きなのはミッキーマウスなのであって、ウォルト・ディズニーという人間ではないしな~」という考えが頭の片隅にあったので、この本を手に取ろうという気持ちにならなかったから。

だけど、以前読んだディズニー系の本に"ディズニー好きを語るのならこの本は必読である"という1文と共に、この『ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯』が紹介されていて、そこまで言うのならいっちょ読んでみますか、という気持ちになった。

そもそもわたしは幼い頃からディズニーがめっちゃ好きなのだけれど、一言に「ディズニー好き」と言ってもその中身は多岐にわたる。ディズニーの映画が好きな人もいるし(その中にはピクサーが好きという人もいる)、ディズニー音楽が好きだという人もいる。ディズニーが作る短編アニメーションが好きという人もいるし、ディズニーランドのようなテーマパークが好きな人もいる。もちろん、全てをひっくるめてディズニーが好き、という人もいる。
わたしに関しては、"漠然としたディズニー好き"なのではなく、"ミッキーマウスというキャラクターが好き"かつ"東京ディズニーリゾートというテーマパークが好き"。ひいては"テーマパークで見られるミッキーマウスが出演するショーやパレードが好き"ということは自覚している(パーク好きの中には"パークフードが好き""グリーティングが好き""アトラクションが好き""流れている音楽が好き""パークで使われている機材マニア"などなど、細分化される。Dオタは奥が深い)。

さて、わたしのそのディズニー好きの原点となるものは一体どういうところから来ているのか、なぜここまでわたしがディズニーを好きなのか。それがはたと疑問に思えた。
好きをもっと細分化して、どこがどうなって何がどう好きなのか、というものがもっとはっきり見えたら、ディズニー以外に関しての自分の興味の向く方向だったりも分かるかもしれないな、と思って。
そう考えると、その全ての生みの親であるウォルト・ディズニー氏の伝記を読むという行為は、自分の好きの源を探る手掛かりになり得る。

そんなわけで、図書館からこの本を借りてきた。自分で購入するにはちと高かったのと、積読してしまいそうな気がしたので、借りるという選択肢は最適だったと思っている。貸出期限という読める期間が定まっている状態というのも、読もうという気持ちが加速する。

実際にこの本を手に取った時、その分厚さと、文字の小ささに「うっ…」となった。でも、2週間で読み切らなきゃいけないし!と思って読み始めてみると、面白くてするする読める。

昨日読み始めたばかりで、まだ第1章も途中。ディズニーランドはおろか、ミッキーマウスすら登場していない段階なのだけれど、それでも誰かの人生を文章として読むという行為自体がものすごく面白いと思えている自分がいる。これは新たな発見だった。
"大好きなミッキーマウスの生みの親であるウォルト・ディズニーの人生"だから面白く感じるのか、自分とは全く違うところにいる赤の他人の人生をなぞり読んでいるから面白く感じるのか、はたまたその両方なのかは分からない。
でも、こんなにも読書に没頭するのは久しぶりだなぁと思うくらい、集中して読める本には違いない。

「早く続きを読みたくて仕方がない」って思えるのは、小説だけだと思っていた。だけど、伝記でもそんな気持ちを味わえるのだということをこの本で体験した。

なぜこの本を読もうと思ったのか、この本を読んでいる時にどんな気持ちなのか、っていうのを書いているだけで1600字を超えてしまった。本の内容についての感想は、また読了してからまとめてもいいかな、とは思っている。だけど、それ以前の段階でもこうして思いを巡らすことが出来る本っていうのはなかなかないな、と思うので、今の気持ちを書き出してみた次第。

最後まで読めるのが楽しみだ。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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