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2拠点生活

東京に20年ほど住みながら(そんなに経つ?!)、去年埼玉県比企郡吉見町という、何の縁もゆかりもない小さな町との2拠点生活を始めて2年目。

東京の仕事がハードな時期は、全然埼玉に行けないこともあり、2拠点生活の良さと大変さを体験中です。

東京の仕事を入れてしまうと、頭も使うし中々吉見のことも考えられなくなるので、1度吉見町優先にしてみようと試みた7月、8月。
まぁ、よく言えばそうだけど、ハードな仕事からの逃亡と言ったらそうでもあるのですが。。

空き家の再活用を計画中で、一目惚れした古民家を再活用するにはという課題を、役場や商工会と相談すればするほど、理想の高さや非現実的、法的ルールなどクリアしなければならない難問、難題だらけだという事をやっと知った。

やりたい事を訴えても出来ないことが決められているのなら、それこそ時間の無駄で、やれる事やルールをまず知るのが大前提で、決められたルールの中でいかに面白い事をできるかと考えるのが仕事として当然と流れである。

どの仕事も、自由に好き勝手やれることなんてほぼない。
予算があり期限があり依頼や要望など、様々なことを擦り合わせてクリアしていくのが仕事だ。
そして、その制限があるほど出来ることは狭まるが、逆説的に考えれば、その中でできる事を考えることがクリエイティブで、面白い案が思いつくのも仕事だ。

現在、その制限だらけだということがわかったので、その中でできる事を考える。
「やりたいことは何ですか?」と聞かれて「これがしたいです!」と答えても、「それは出来ません」と返答されるラリーほど無意味なものはない。
それならば「何が出来るのか、何をしていいのかダメなのか教えてください。
その中でできる事を考えます」に切り替えないと時間もないし全く前に進まない。

現在、吉見町で借りてる家に住んで約1年。
ご近所さんとの交流を続け、都内や関東近郊の友人たちも結構な人数が遊びに来てくれて、ご近所さんも交えたBBQなども楽しく出来、少しずつわかり始めてきた。

都内からの1時間半位の場所なら意外と人は来る。
野外フェスが山奥や地方であっても、人は集まる。
空き家は住宅としてしか使用出来ず、人が集まってはいけないというルール。
がしかし、年に数回にイベントなら可、というルールもある。

今、町役場と話し合い出来ることを相談している所ですが、ルールで雁字搦めの諦めていた空き家の再活用は、できることが限られているからこそ出来るんじゃないかと思い始めてます。

役場の担当者の方が、「吉見に人が来るんだと思っている」とただ単純に感じていたみたいで。笑
「吉見町」だから、人が来るってこと、あると思いますよ。
まだまだこれからですが。

そして、これまでの人生の伏線回収が行われ始めている。
次回に続く。

地域おこし協力隊
ayame

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