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アプリ vs 結婚相談所


前回記事「相談所、アプリ、紹介…どれがいいの?」では、
共働き共家事夫を見つけるには、会う前にどれだけ相手のことがわかるかが大事、ゆえに出会い方は紹介や婚活パーティーよりも婚活アプリ・マッチングサイト、結婚相談所がおススメですよ~ということを書きました。

今回は、婚活アプリ・マッチングサイト、そして結婚相談所について語ります。
なお、この記事では、婚活アプリとマッチングサイトは同じ種類のものとして扱い、まとめて「アプリ」と呼びます。

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出会い手段が豊富すぎ…画像はLoveTech Mediaさんからお借りしました

1. アプリ>相談所

実際に会う前にやりとりできるアプリや相談所がおススメなのはわかった。ではどっちがいいの?となると、若干ですがアプリに軍配が上がります。
なぜかというと、会う前に得られる情報量がより多いから。

アプリでも結婚相談所でも、会うまでの基本的な流れは同じで
1.  自分の条件に沿って異性のプロフィールを検索
2.  条件に合った異性に申し込む(アプリでいうと「いいね!」を押す)
 ※申し込める数は、相談所やアプリによりまちまち
3.  相手から申し込みOKの連絡が来たらマッチング成立、メッセージをやりとりできるようになる
4.  何回かメッセージを交換して、実際に会う

という感じですが、
結婚相談所は、相手に申し込む前に見られるプロフィールの項目が少ないです。
たとえば私が利用していたOネット(一応伏せ字)だと、
年齢・年収・大体の職業(会社員、公務員、自営業など)・学歴(高卒、大卒、院卒のステイタスのみ、学校名は明かされない)・身長・居住都道府県・出身都道府県・兄弟姉妹の有無・養子縁組希望*かどうか、くらい。
あとはフリーコメント欄もあったけど、200文字くらい上限なので人となりを判断するには少なすぎる。

子どもは欲しいか欲しくないか?   家事の分担はどうしたいか?  転勤はあるか?   など、結婚するならすり合わせるべき項目がプロフィールに書いていない。
プロフィールに書いてないことは、相手に申し込んで、マッチングしてからメッセージで聞くしかないわけですが、結婚相談所は一般的に、月々に申し込める数がアプリに比べて少な目です。

たとえば私が入っていたOネットの20代女性限定プラン(会費が安い代わりに申し込める人数が少ないプラン)だと月に8人。通常プランでも10人くらいだったと思います。(これは自分から申し込める数なので、相手から申し込んで来た分は別)。

少ない申し込み数だから大事に使いたいのにプロフィールを見ただけでは相手のことがいまいちわからず、とはいえ申し込まないと始まらないのでわかる情報だけでなんとか優先順位を付けて申し込んだのに、メッセージを交換してみたら「家事育児は女の仕事」的な価値観の持ち主だったらがっかりですよね。

一方、アプリはプロフィールの項目が充実してます。
中には、「家事・育児にはどれくらい参加したいか」という項目があるものも。それに、フリーコメント欄も大きくてたくさん書けるので、書いてある内容や文章の書きっぷりで人となりがわかりやすい。
それに、申し込める人数も大体30人~と多いので、気になる人に申し込んでみて、メッセージを交換した時点で「家事育児は女の仕事」的な考えの持ち主ならさよなら、が気軽にできます。

というわけでアプリが優れていると思うものの‥‥次項に続きます。

2. とはいえ、相談所の利点

やっぱり、登録している人の結婚願望の大小でいうと相談所が圧勝です。

結婚相談所は入会するのに10万以上のお金がかかるし、独身証明書や源泉徴収票(年収の証明のため)の提出も求められます。
10万のお金と独身証明書と源泉徴収票を出してまでチャラチャラ遊びたい人はほぼいない。真剣に結婚したい人しかいません。

一方、無料だったり会費が安かったり独身証明書の提出を義務付けていないアプリには、既婚者もヤリモクもマルチや宗教の勧誘も紛れています。
申し込みやマッチングは多くできるけど、「本気で結婚したいと思っている人」を厳選していくと意外と人が残らなかったりします。

それから、結婚相談所は入会金や年会費が高いので、せっかく高いお金払ってるんだからモトとらなきゃ、という心理が働くのもいいところ。
婚活って別に義務ではないので、ともすると後回しにしがちです。

アプリだと、金額が安い分、仕事が忙しくなったりすると婚活に回すエネルギーが足りなくなって、やり取りしている人がいてもついついフェードアウトしてしまったりします。
結婚相談所だと、さすがにお金がもったいないからちゃんとやろう、という心理が働いて、急に連絡が途絶えたりドタキャンされたりが起こりにくいです。

相談所でもアプリでもマッチングサイトでも、とにかく払っているお金と結婚への本気度は比例するというのが経験則です(まあ当たり前だけど)

3. 一番いいのは‥

なので、私もそうでしたが、一番おススメなのは、相談所とアプリを併用すること。
忙しくはなりますが、結婚相談所でマッチングした人のジェンダー観や家庭観を探りつつ、アプリ・マッチングサイトでは厳選した人と会う、というのが一番近道なのでは?と思います。

おススメのアプリについては次回書きます!

*余談ですが、Oネットでいう「養子縁組」というのは、結婚相手の親と戸籍上の親子になって扶養義務を負ったり相続権を得たりするという本来の意味の養子縁組のことではなく、「夫婦の姓を妻のものにする」という意味だと私の担当アドバイザーが言っていた。

たしかに男性が結婚で妻の姓を名乗ることを「婿養子」と表現することはあるけどそれは誤用。妻の姓にすることは「妻氏婚」、夫の姓にすることは「夫氏婚」が正しい表現。
結婚で商売してる会社が結婚に関する用語を正確に使わないこと、本当に問題だと思う。

それにもし「夫になる人には名字を変えてもらうだけでなく自分の両親と戸籍上の親子になってほしい」と思っている女性が「養子縁組希望」と書いて婚約までいったとして、相手男性が「名字を妻のに変えるのはOKだけど、相手両親と親子になるのは実親との関係もあるし無理」と言い出したらOネットはどう責任を取るつもりなんだろう。

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