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冬号発行! 福祉と創造

新刊を発行しました

本日、『たまきたPAPER』2021-2022冬号を発行しました。

私は以前から、福祉作業所でつくられる作品に興味がありました。最初に「おっ」と思ったのは陶器。お祭りなどで販売されている、福祉作業所の陶芸作品が、好みの青色をしていて、形の不統一もよくて、湯飲みやお皿などを購入し愛用していました。

数年前、Instagramから「こんなお店があるので、ぜひ見てみてください」とたまきたPAPER宛てに、メッセージをいただいたのが今回取材させていただいた「おだまき工房」さん。何かの機会に取材したいなと思っていたのですが、今回の企画にぴったりだったので、お邪魔させていただきました。

前号からもテーマがつながっています

前秋号でご紹介した「からだが喜ぶダイニング ぷらーと」の小須田さんは福祉作業所立ち上げの先駆けのような方で、革工芸を作業所で教えてらっしゃるというお話で、このことも福祉作業所というものを取り上げるきっかけにもなりました。

「ぷらーと」の記事はこちら

先日、noteでも書いた、近所にやってくるキッチンカーも、福祉作業所として運営されているレストランのキッチンカーです。

「買ってあげなくては」というのではなくて、「これいいな」と思ったら福祉作業所の商品だったということがよくあります。

丁寧に工夫して作られていて、個性があって、深い美しさがある。先日「おだまき工房」さんで買ったポーチも、義母へのプレゼントにいいなと思って購入しました。

そのポーチについてはこちら

そんな感覚を、多くの方に伝えたいと思い記事にしました。

音訳データを公開しました

もちろん、福祉にもさまざまな側面があります。自分も後天的に障害を背負う可能性はありますし、ずっと健康だったとしても、必ず高齢者にはなります。

いつか目が見えなくなったときにも、本を読むということをしたい。そういう気持ちもあって、今回、たまきたの音訳音声データを公開しました。

以前から、本誌をボランティア音訳グループの方が音訳して、視覚障害者団体などに届けておられたのです。もっとたくさんの方にたまきたの音訳を聴いていただきたいと思い、音訳ボランティアの方に個人的にお願いして、データを提供していただきました。

ボランティアの方も、たくさんの方に聴いてもらえるならうれしい、と言ってくださり、とてもありがく思っています。

障害者の方の仕事については、もう一つ思うところがありまして。次回お話ししたいと思います。

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