20代前半で婚活市場に飛び込んだら。 【その③】
前回のお話はこちら↓
某結婚情報サービスに入会して活動を始めた私は、申し込みができず、待ちの姿勢になった。
というのも、自宅で検索する時に相手の顔写真が表示されないのだ。ただし、申し込みを受けた時には顔写真が表示される仕組みになっていた。
店舗に行って顔を見て検索するのは追加で2万円掛かるという。私はしくじったなと思った。
また、申し込んでくる相手もデータマッチングゆえに範囲外な人ばかりだった。
確かに希望の条件を文面に任せると、35歳までの男性で年収400万円以上の相手ということにデータ上ではなる。
しかし、あくまでも同年代ならば400万円なのであって、1回り以上年が離れた男性でも400万円でいいというわけではない。
当時の新卒の自分の年収と同等で12以上離れた男性と結婚するなど、その後の介護などを考えるとデメリットでしかない相手ばかり申し込んできたからだ。
断っても断っても、なぜか毎日のように申し込んでくる強者もいてうんざりしたのを覚えている。
いまだに忘れられない。かなり太っており、真っ白のTシャツを着た笑顔のおじさんの婚活写真を。
これには精神的に参り、最後はこの理由で一度婚活市場から逃げた。
ここまででわかると思うが、私は年齢は抜群に若いが、厄介で高飛車で傲慢な婚活女だった。
思えば、自らまともな男性との出会いの機会を逃していた。
そんなただ若いだけの女と結婚したいと擦り寄ってくる男性もまた、一癖二癖ある強者だっただけで類は友を呼ぶ状態だったのだった。
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