25歳で不妊治療に挑んだ。①
「まだ若いのに」
2年前の秋、不妊治療を行なっていると伝えた時に親戚、友人などなど各方面から言われた言葉だった。
本当にいろんな人が「すぐできるでしょ〜」っていうんだよ。
確かに、結婚前のブライダルチェックでは医師絶賛するぐらい子宮の内膜状態は良好だった。だからそのうちできたかもしれない。
でも私は待てなかった。
1年後には、子供を授かりたいと思っていたから。
夫と結婚して丸2年、子供を授からなかった。世間では結婚して2年避妊をしていない夫婦は90%で子供を授かることができるとか。私たち夫婦はすでに10%に入ってしまっている。
この状態で「すぐ授かる」なんて思える?
いや、思えない。
ならば専門家に相談してみようか、私たちは不妊治療ができるクリニックの扉を開いたのだった。
クリニックでの初期検査
私は基本的に最悪のケースを想定して行動する人間なので、最初から体外受精までいくだろうという想定をして無理に通う距離の有名クリニックではなく、家からも勤務先からも通えるクリニックを選んだ。
夫は自分の周りの既婚者が不妊治療をしている人が何人かいたらしく、その人たちに評判を聞いて回ったらしいが「悪くないよ!」とのことで安心して通い始めたのだった。
最初に約1ヶ月かけてクラミジアなどの感染症系の検査、各ホルモンの検査、夫も感染系の検査や諸々の検査を受けた。風疹抗体だけ低い(16倍)なぐらいで他は全て異常なしまたは普通。
痛い検査は最初の方はなかったが、通水検査には悶絶した。
あれは痛かった。
耐えられなくはないが声は出るレベルで痛かった。ちなみに異常があると痛いという記事を見かけたことがあったのだが、異常は全くなかった。
この検査を行なっている間の排卵日付近はタイミング法をとった。そしてフーナーテストを行なったものの撃沈。
フーナーテストは計3回中3回NG。
「早めに人工授精に切り替えたほうがいいかもね」というドクターの判断のもと、タイミング法を3回終えた後すぐに人工授精へとステップアップしたのだった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?