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名前のない関係が愛おしい

いつからだろう
楽しいことだけじゃなくて
辛い気持ち、苦しい気持ちを話すようになったのは

出逢いは、人が移ろぐのが当たり前の夜の街
偶然だったけど、必然だったよね

ときめいてる時もあったけど
気づかぬ間にわたしの心に沁みて
ここにいる

そんな彼が突然、私の知らない彼がいると知ったとき
それでも私の好きな歌を歌い続けてくれたとき
わたしも移ろぐ中のひとりなんだと思って
透明でキラキラした霧をみながらゆっくりと後退りした

でもわたしはなにを求めてるの?
人と人との関係に
わたしをなにを大切にしたいの?

彼とわたしの間には
純粋に
お互いを知りたい気持ち
尊敬する気持ち
支えてくれた気持ち
が、たしかにあった

積み重ねた言葉、時間があって
今がある

ふとそう思えたとき、わたしはLINEした

「ひさしぶりに話したい。
次会えた時、これ歌って。」


出逢った場所の名前がつけられた関係は
気にしなくていいよね
周りに理解されなくてもいいよね
わたしと出会ってくれて、ありがとう


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