オンラインで高校生が先生に!

コロナで休校中の小中学生向けに、高校生が無料でオンライン授業を提供している。高1の“山本先生”に聞いた。
「私は自分が小学生の時、苦手なことを作りやすいタイプで、長期休みに塾で思いっきり穴を埋めることで安心してきた。今、学校から出される課題を思うようにクリアできず、そのまま学校が再開する子が多いかもしれない。引きずった状態だと、なかなか前に進めないのでは…と、丸2日考え、企画を。私達にとっても、教えるために学び直す、いい機会になっています。」中学の時に「岡山環境ミーティング」で知り合った仲間たちと任意団体『ESD推進協力会・旭東』を設立。代表を務める山本翔一さんが、自身の経験をもとに企画、仲間に呼びかけ、団体での活動をスタート。メンバー10人の高校生が講師を務め、マンツーマンで課題に取り組む小中学生をzoomなどのアプリでサポート。科目だけでなく、学校生活のことや今後のキャリアに関わる相談にも乗っている。
この企画の広報はほぼSNS。「Twitterやインスタで拡散することはできたが、中でも一番反響が良かったのがfacebook。初対面の人と関わるのは不安がある中、実名でやり取りし、発信しているアカウントやシェア元など、より安心して見ていただけた。」と、SNSの特性を活かしたアプローチに手ごたえを覚えた。
「まだ登校したのは4日。でもSNSで友達や先輩と繋がりがあるので、不安は少ない。」と、取材当時(5月半ば)、山本さん。WEBでの交流、誤れば人の心を傷つけることも時にはある脅威の真反対側に、人間関係を前向きに広げるチャンスや社会関係を豊かに、年齢や立場を超えて可能性を広げるチャンスが満ちていることも確かだ。今できることを、それぞれの立場で。資金力が無くても、高校生も、知恵やアイディアで色々なことができる。SNSの力を借りながら。

★ESD推進協力会・旭東 facebook
https://www.facebook.com/esdkyokuto

★岡山経済新聞記事
https://okayama.keizai.biz/headline/996/


日々、学校再開などで動きが変わっているので、興味のある方はお問合せいただき、最新情報を。余談、山本先生はラガーマン。家庭科も得意。ナイストライ!

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