AYA-MARC.

絵が詩を詠む、詩が絵を描く。空と海を隔てる水平線が青で染まるように、2つの魂が1つに重…

AYA-MARC.

絵が詩を詠む、詩が絵を描く。空と海を隔てる水平線が青で染まるように、2つの魂が1つに重なるように-2人のアート観が新しい世界(スペース)を創造するクリエイティブ・アートユニット「 AYA-MARC. 」は2021年7月、AYA MARRAYと河野洋によって結成された。

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ピンクが紫に

この詩を書いた時は紫の花と勘違いしたのだが、実際にはピンクだとMarrayに指摘されたことを覚えている。ただ正直なところ、今だに花なのか葉っぱなのかわからない。 緑の葉と花の向こうにいるMarrayは焦点がぼんやりとして、僕からは意図的に姿をカモフラージュしているように見えた。それは、身体だけでは無く目に見えない心の傷を隠すかのように。 そして何かを口にしようとしている言葉は花で遮られ、前方に伸びる指は、救いと助けを求めているのに躊躇しているかのように指先を揃えている。そ

    • 15枚目の絵

      小さな頃から何かを創造する事が好きだった。 私の中にある小さな世界で、木の葉や石を何かの形にしたり、色水を作ったりしてママゴトをしたり。小学校へ行く頃には特に『絵を描く』事がとても好きだった。中学生になった頃は、自分の部屋をアトリエ風に飾り、油絵も描いた。 その世界に夢中だった。 皆と同じ遊びをする年頃には絵の世界から離れたが、気がつけばクリエイティブな世界へ戻っていた。 また、小さな時から思い立ったらとにかくやってみる私。周りからはぶっ飛んでると言われていたけれど、

      • 手が動く

        「とにかくキーボードに手を置けば、勝手に手が動く」Marrayに言われるがままに、パソコンに手を置いたら、本当に勝手に手が動いた。 AYA-MARC.はSNSで出会ったAya Marrayと河野洋が、21年7月に結成したアートユニットで、Marrayの15作品の絵に呼応する河野が詩を書いた「Vibrant Phoenix | 飛翔天海」から始まった。(この15作品は22年9月に日本の出雲で開催されるAYA-MARC.の個展で初公開される) そして、次に何をしようかと相談し

        • AYA-MARC.

          AYA-MARC.は、トルコ在住のアーティスト AYA MARRAYとニューヨーク在住の文筆家 河野洋が結成したクリエイティブ・アートユニット。2021年6月18日、二人がお互いに送ったインスタグラムのメッセージがきっかけで、バーチャル・コラボレーションが始まった。 現在は、2022年9月に日本で開催予定の個展の準備を進めるかたわら、インスタでDMMA(DAILY MIXED MEDIA ART)を毎日投稿している。 https://www.instagram.com/a

        ピンクが紫に