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【詩】幼子のように

幼子のように

一日が家路につくと幼い寝顔に神が現われる
幼子は目蓋の裏のどんな世界で横たわり
全身をゆだねきっているのだろうか

規則正しい寝息は喜びを充満していくポンプのようだ
目覚めたらいとも容易くそれら全部を振りまくだろう
そしてきっとすぐに再び満たすだろう

昼間 私の瞳と耳はまた饒舌になった
あらゆる行為のはじまりは
愛されたいというただひとつの想いなのだ
時折我を忘れ貪欲になり過ぎてしまう
今日振合った人たちよ
どうか許して欲しい
傷付けてしまったことを

温かい微笑みのような寝姿にそっと添い寝する
幼子のように愛したいと祈る
穏やかに心が黙る

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