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自分の眼で物事を見つめる

わたしは小さい頃にたくさんの経験を買ってもらった。

ゲーム機や漫画はほとんど買ってもらえなかったし、洋服にいたっては、母の手作りかお隣の年上のお友達のおさがりだった。

だが、わたしは物を買ってもらわない代わりに、
経験を得ていた。それはほとんどの場合、海外を訪れることだった。海外の綺麗な側面だけでなく、負の部分、東南アジアのストリートチルドレンなど、自分が親だったら子供に見せることを拒んでしまいそうな側面も沢山見せてくれた。

そんな環境で育ったからか、すぐ手に入る情報を消費するだけでなく、
自分の眼で確かめる、自分の足で歩いてゆくことが当たり前になっていた。

海外を一人で旅することも、海外で仕事をしてみることも、根底にある冒険心や勇気や好奇心はすべて、幼い頃の原体験からきている気がする。

大人になった今、わたしには大切な人がいる。
その人は、私の自分の眼で物事を見ようとする、その姿勢に惚れたと言った。その言葉は、私の人生の根本から愛で包んでくれたのも同然で、とっても嬉しかった。

未来を想像すること、そして想像するだけでなく、行動に変えて経験を作っていく。もし自分に大切な子供ができたらたくさん経験を買ってあげたいと思う。

自分の眼で世界を見つめることを考える時、
映画『Yes Man』の中で出てくるセリフを思い出す。

"The world's a playground. You know that when you are a kid, but somewhere along the way everyone forgets it." - Allison

いつまでも、歳をとっても、自分の眼でさまざまな出来事を目の当たりにしていたい。
#旅行 #人生 #経験 #yesman

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