赤ちゃんが産まれた時のこと

無事に1月末に出産し、赤ちゃんが産まれて100日が経ち、家族でお祝いもできました♫スクスク元気に育っております。
出産時のことなどまとめて文章にしたいなと思いつつ、赤ちゃんがいる毎日はあっという間。今朝は4時台からスタート。気付いたら夜になり寝落ちしているという日々ですが、なんとか赤ちゃんとの生活ペースも掴めてきたので出産のことなど振り返っていきます。

今回は出産時の３日間の記録です。

1月25日。出産前々日。

管理入院してちょうど１週間。最後のnoteを書いてから翌日、子宮口も開いてきたので、分娩のための準備が始まる。輸血もできる太い針を使った点滴の針を刺すのに、血管が細くてなかなか刺さらず何度も刺し直しになって痛過ぎた・・無痛分娩のための麻酔用の管も腰から入れる。こちらも少しずれたら半身不随になるかもと思いドキドキ緊張した。まだまだ山場はこれからなのに痛みにめげ気味・・・

1月26日。出産前日。

子宮口を柔らかくする薬を入れてお産準備。赤ちゃんはいつ出てくるかなー？とお腹の中の赤ちゃんと話しながら過ごす。病院での生活も少し慣れてきた。一時帰宅していた夫がお昼頃スイトピーの花束を持ってきてくれる。花言葉は「蝶のように飛翔する」「門出」「優しい思い出」「永遠の喜び」だそう。これから迎える出産、心細くて不安だったからとても嬉しかった。
赤ちゃんが産まれてくるところを想像しながら、夫と一緒に赤ちゃんの絵を書いたりしてみる。夫は赤ちゃんに会えるのを私以上に楽しみにしているようだった。夕方ごろから規則的なお腹の貼りが出てくるように。いよいよかな・・・？出産に備えてLDRと呼ばれるお産の部屋に早めに移動しておき、夫も泊まり込みで寝て待つことに。夫は分娩用ベッドで寝ていた笑

1月27日。出産当日。

朝4時ごろ、お腹が痛過ぎて目を覚ます。無痛分娩用の麻酔を入れているはずだけど全然効かなくて痛い。診察してもらうと、子宮口がさらに開いてきたので分娩台に移動。何度もいきみの練習をしてきたあの瞬間、とうとう本番のその時がきた。

ここからが長かった・・・何をしても痛い。幸せで痛みのないお産をイメトレしてきたり、本を読んだりしてきたけど、たとえ用のない我慢できない痛みの波が押し寄せる。痛くなって収まっての繰り返し。

骨盤をものすごい力で押される独特の痛さが続いて、叫んだりベッドを殴ったりしながら耐えていた。そんな中そばにいてくれる夫は、テニスボールをお尻に当ててくれる。これが当たる場所がいいと少し痛みが安らぐから不思議。私は記憶にないけど、そこ違う！と私がキレながら夫に指導していたらしい笑。
いきみたくなるけど、まだいきんじゃいけない。例えが微妙かもしれなけど、ものすごくお腹を壊して激痛で便を出したいけど、絶対に出しちゃいけない、みたいな感じで辛かった。

好きな歌を爆音でかけたり、大声で歌ったり、笑ってみたりしてみるも全く痛みはひかず、いつまで続くかわからないあまりの痛みに途中気を失っていた。あまりの痛みの幻覚か、不思議な夢を見て、神様の様な方が赤ちゃんを手に持って現れて私に渡してくれた。

いよいよ産まれる・・・！

ふと目が覚めると子宮口が全開。もう痛みも耐えられない！いよいよ本番がやってきた！！

先生からいきんでOKのサインが出て、病気で弱くなってはいるけど全身の力を絞り出していきむ。
顔を下に向けてもっと力を入れて！先生の掛け声に合わせて数回いきむ。

すると・・・
赤ちゃんがニュルンッと出てくるのがわかった！！

オギャアオギャアと可愛い声を上げて、何度も顔を想像して会いたかった赤ちゃんにやっと会えた・・・！

夫と私は自然と号泣していた。

頑張って産まれてきたね！よくやったね！産まれてきてくれてありがとう！

涙が止まらなかった。

へその緒がついたままの赤ちゃんをお腹の上に乗せてもらう。

あったかくて幸せだった。

人生で感じたことのない幸せだった。

ただ赤ちゃんを胸に抱いてずっと過ごした。

言葉にできない感情。

夫が泣きながら頭を撫でてくれる、
二人ともよく頑張ったね、と。

まだ体に力が入らず、くてっとした赤ちゃん。
でも力強く息をして心音を鳴らしている。

十月十日と呼ばれる長い日々をお腹の中で一緒に過ごしてきた赤ちゃんが今ここにいる。

不思議な感覚だった。

何よりも愛おしかった。

命が生まれるって本当に奇跡なんだ。

何度も幸せの涙が出てしまう。

産まれてすぐカンガルーケアを1時間くらいして赤ちゃんをずっと胸の上で抱っこし、産まれて1時間ちょっとで私は出された天ぷらのランチをもりもり食べ、夫は赤ちゃんに初めてのミルクを上げて感動してあっという間の時間を過ごす。

赤ちゃんと夫と私の3人家族になれた日。

初めまして、これから一緒にたくさん幸せな時を重ねて生きていこうね。

この日を、この瞬間を、私は一生忘れない。

赤ちゃんが産まれた時の動画はこちら✨

産まれてきてくれてありがとう