一番暖かいのはやっぱり手編み

アシスタント吉田
先日の出張中、
ペルーの高地での雨で
ずぶぬれになったカメラマンさんが

アルパカの手編みのセーターを着て
その暖かさと心地よさに
驚いてたよ。

素肌にセーターを着ていたのだけど、
気持ちいいー!って。

アルパカ店長
手仕事で作られたニットは、
空気をよく含んでいるのと、

手に触れている時間が長い分、
糸がふわっとするんだよ。

アシスタント吉田
ハイゲージニットから、
手編のざっくりニットまで、

アルパカ素材で作られた、
色んなセーターを試してきたけど、

ハイゲージのニットは
高速の自動編み機で
目をつめて編むから、

製造の仕上げの段階で
「洗いをかける」という
洗濯工程を入れないと、

カシミヤでもアルパカでも、
柔らかくないんだよね。

アルパカ店長

そう。「洗いをかける」
というのは、
一般にお店にならぶ、
機械で作られたニット製品では
あたり前のことなんだ。

でもそれが、
手編みだと、そうしなくても
充分柔らかいんだよね。

もちろん洗えば更に
柔らかくなるよ。

だけど、

初めて手に取った時が
最高の状態なのではなくて、

時間の経過とともに、

自分で着て、
お手入れして、

さらに柔らかくなっていくのを
味わうというのも
ニットの楽しみ方だと思うんだ。

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