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海外と私⑤【アルパカ洋品店をはじめるまでの話】
「そのまんまの自分でいいんだ」「自然体の姿って美しい」
とインドで気がついて日本に戻ってきたものの、
しばらくすると、どうしても他者の視線や意見、固定観念を気にしている自分がいた。そして同時に、私だけでなく、回りの人達も往々にしてそうだということを強烈に感じるようになった。
そんな時にゼミの教授から、「ペルーで作られたアルパカのマフラーを販売してくれませんか?」という話があった。
ペルーの首
海外と私④【アルパカ洋品店をはじめるまでの話】
将来は国際協力の仕事がしたい。
そんななんとなくの夢をもってスタートした大学生活、国際関係や国際協力分野を中心に勉強できる大学を受けて、縁あって津田塾大学に入った。
強烈に今でも覚えているのは、国境なき医師団で活動されていた山本敏晴さんの講演。
世界一寿命が短い国、アフリカのシエラレオネという国の少年兵の話を聞き、
その日の夜は眠れなかった。
それ以降、国際協力の現場で働かれている人の話を聞
海外と私③【アルパカ洋品店をはじめるまでの話】
オーストラリアの田舎町で異文化を知ることの楽しさを覚え、世界中に友達が欲しいと思った私は、フライトアテンダントになりたい!と思った。(他の職業を大して知らなかった無知な女子高生)
ところがそんなある日、友達の一言から、その夢が目の前で崩れ落ちた。
「フライトアテンダントになるには、身長が160cmくらいないとだめらしいよ?」
中学で身長がすでにとまっていた私は、152cm。確かに調べてみたら
海外と私②【アルパカ洋品店をはじめるまでの話】
1週間のアメリカ家族旅行を経て、お米とお味噌汁がなくては生けていけないと思った兄とは逆に、私は俄然異文化に興味をもった。
高校に入り、たまたまクラスメートが、埼玉新聞に告知が出ていたオーストラリアでのホームステイプログラムに一緒に参加しようと誘ってきた。
3週間のホームステイ。行ってみたい。
行け行けと送り出す父と、心配性の母に手を振り、
軽いノリで出発した私。
最寄りの空港から車で6時
海外と私①【アルパカ洋品店をはじめるまでの話】
世界史の資料集を見るのが好きで、特に建築の写真を見ては「いつかここに行きたいなぁ」と思いながら、ページをめくっていた学生時代。
特に惹かれていたのは、ドイツのケルン大聖堂、インドのタージマハル、カンボジアのアンコールワット。なぜかはわからないけど、歴史背景云々ではなく完全に見た目の印象でだった。
とにかくケルン大聖堂と、タージマハルとアンコールワットは、死ぬ前に見たい。
初めて海外に興味を持
アルパカ洋品店をはじめるまでの話
2012年から、アルパカ素材をふんだんに使ってつくるニットブランド「MAITE・マイテ」を始め、ペルーと日本の職人さん達と、ものづくりをしています。ペルーでは、マフラーやショールに始まり、カーディガンやぬいぐるみに腹巻、日本では靴下、最近はレッグウォーマーも作っています。
偶然から南米ペルーのアルパカの素材の魅力とおもしろさに出逢い、手仕事・小規模だからこそできる、ちょっと変わったベーシックアイ