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正しい道なんてないのに

人生を生きる上で、正しい道なんてない。間違った道もない。正解なんて何処にもない。

その平凡にみえる道を、あるいは険しくみえる道を、自分で正解にしていくだけ。

***

失敗に見える出来事があったって、長い暗いトンネルに迷い込んだって、その時はもがき苦しむかも知れないけれど、そこから素晴らしい教訓を得て、新たに動き出すことが出来れば、その道は、正解になる。

人生が終わらない限り、失敗なんてないと思って生きてきた。

それでも。

自分の子どもには、失敗しないように、
最善の道を与えたいと思ってしまうのは何故だろう。

転んだり、お友達と喧嘩したり、忘れ物を放置したりする事は、本人が気付くまで見守れるようになったのに、

いざ中学受験みたいな重要そうな事に直面すると、子どもが傷つかないようにと用意周到に準備をしようとしてしまう。
正解なんてないはずなのに、失敗なんてないはずなのに。

人生がかかっているから?大金を使うから?


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どんなことだって失敗してもいい、いつかその失敗を乗り越える教訓を得られるなら、大きな失敗ほど人生の宝物になる。

だけど、失敗して、乗り越えられる経験ができるのは、「自分で」失敗した子だけ。

子どもが自分で気付く前に、お母さんが準備してしまったら、手を差し伸べてしまったら、
「自分の」失敗でも、「自分の」成功でもなくなってしまう。
親だからと言って、子どもの失敗も成功も横取りしちゃいけない。

受験すると本人が決めたなら、どんなにぐーたら勉強してても、苦手な漢字を放置してても、
人生の先輩としてアドバイスはすれども、自分で気づくまで、あとは見守っておけばいい。

分かってる。

分かってるけど、なんでこんなに難しいんだろう。

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