芽が出たら、目は瞑る
私と彼女は全くちがう。
当たり前のことだけど痛感する。
きっとどうあがいても、私の言葉は
辿り着く前に溺れているんだろうな。
それでも、どうしても。
いつだって息をきらして駆けつけたい。
SNSの大海原で、たった1人のその人のもとに
まっすぐ想いを届けたいと常に思っている。
自分のこの湧き上がる衝動の答えをいつも
見つけられずにいる。
突き詰めるとただ好きなんだと思う。
ただ彼女の生活と紡ぎ出す文章が
本当の本当に好きなんだと思う。
だから、私の好きな彼女を
一番近くにいる彼女自身が否定することを
なんとかうやむやにしたいと思っている。
私は彼女が内包している自分に厳しい彼女も
否定はできない。
私にみえるその女の子は、傷ついていて
震えていて、厳しい彼女も抱きしめてあげたく
なるのだ。
それは、私から見える彼女の話で、
きっと彼女の本当ではないのだろうけど。
そんなこんなで、私は言葉でしかやり取りのない
彼女の虜なわけで、馬鹿みたいに同じようなこと
ばかり繰り返している。
今、彼女の心の硬い硬いところから
芽が出た。
そのことを祝福する人は溢れていて、
彼女はきっと励まされたと思う。
それでも、芽吹いた自分を丸ごと全部では
受け入れられないのだと思う。
しかし、ここで日に当てることや水やりを
怠らないことを諦めないでほしい。
芽吹いたその先に実る花を見る前に
枯らすような寂しいことは、ねっ。
何かを育てることも慈しむことも上手な
あなたがあなたを慈しむことができますように。
芽が出たら、目を瞑る。
今、瞼の裏にみえる花は必ず咲く。
やるべきことをやるだけ。
やりたいことをやるだけ。
大丈夫。あなたと私は違うけど
変わらぬ繋がるものはあるんだよ。
その芽を大事に育ててね。
お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。