出雲探訪記 / 第1話:古墳時代から今なお続く?一族 ”松本族”
一番最初に紹介したいのは「松本族」です。
この一族については、私に衝撃を与えました。
松本族の特徴は、ふだんは一般の人々。
しかし祭事を行っているところ。
祭事を行う家系? 家は、決められています。
氏子(うじこ・・・氏神さまの地域で生活し、祭礼に参加する人。みたいな)?さんだと思われる。。
この方々の歴史が長すぎる。
なんで”マツモト”なのかというと、
当時、オノエ国(滋賀県)の
マツモト村からやってきたから、らしい。
マツモト村からやってきた松本族。
神さまと一緒に大きな船にのり、
海を越えていずもへ到達。
その海をわたる様子を
"ささら舞"という舞として
奉納されているっぽい。
このマツモト族が神さまと一緒に海を渡り
いずもの山に到達したのは
時代でいうと、5世紀中ごろ、らしい。
つまり聖徳太子の時代より前になる。
つまり、古墳時代くらいみたい。
・・・よく考えてみてほしいんです。
そんな昔すぎる時代の家系の末裔が
同じ場所に今も家があって居続けている奇跡。
そしてひっそりと今もなお祭事が行われている奇跡を。
(1500年くらい、松本族は
同じ場所にいてその土地を
守っているってことですよね・・。)
ニュアンスとしては、海外とかで言う先住民的(先住民はもっともっと古いのは承知ですが)な。。私の中ではなかなか高尚なイメージがあります。
おそらく日本には、このような代々伝わる一族みたいなのは
たくさん存在しているのではないかと。。(遠い目)
この一族は、もっと世に出ても
いいと思っている。
だって、古墳時代って。。。
え?(驚)じゃないですか。
その家系のおひとりと
お話することがあったけど
「歴史が長いらしいです」とだけで
あまりすごさを実感していないのも
なんだか興味深かったです。
その方は、いつから始まっているのかは
知らないみたいです。
もう生活の中の「当たり前」で、
神話から続いているという感覚は
なさそうな。。感じがしました。
(いや、あるはずなんだけど。神事や祭事が生活の一部だから
神事の先の神話にはあまり興味ないのかな?って感じがした)
そして、実は私の旦那さんもその一部の血を
もっていることを2年前くらいに知りました。
驚き!
ということは、私の娘たちも。。
ということになるのだけれど。
このまつもと族の話は、神話にのっているんですね。
(出雲国風土記という)
まさか神話の登場人物たちの
末裔の血をもつものが身近にいると
思われるのでさすがにびっくりです。
これを知ったとき、
「うわ、ほんとに神話の国にいるんだ。。。」と。
静かに興奮しました。
場所:出雲市多久町 多久神社 松本族とささら舞
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