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9/27 表現できる環境をつくる

2022年9月27日(火)

昨日、息子に「学校、行きたくない」の理由を聞いた。

翌日の今朝、息子が持ってきたカード。

感情のカード

緊張もあるし、安心もある。
そうだね、嫌な感じも、いい感じも、どっちもある。
人間ってそういう感じ。

そして、信じている、かぁ。
この先、私は息子に裏切られた、と思われてしまう時があるかもしれないなぁと自分によぎる困った感じも認識しながら。
それでも、「信じている」をその相手に差し出せる、そのまっすぐさはあなたのすばらしいところだと息子に言いたいし、どんな子にもそんな相手がいるといい、とも思う。

そういえばこれまでも時々、言いづらいことを紙に書いて渡されることがあったな、と思い出す。
表現の助けになれば、と感情リスト、ニーズリスト、カード、紙とペンを置いたコーナーを作った。(リストはこちらからいただきました)

感情・ニーズリストと紙とペン

その後、学校に行く時間になって「行きたくない」と言うので、カードを持っておいで、と言うとすぐ持ってきた。
カードを使って話を聞く。
うだうだごろごろしながらいろいろ言うけれど、最後には昨日と同じ話になる。

「聞かれた時に緊張してわからなかったら、わからないと言っていい」
「人はみんな、自分にとってわかりやすいやり方が違う。あなたは目で見ることが理解しやすいんじゃないかなと思う。説明書とかわかりやすいやり方でわかれば大丈夫だよ」
「わからない、というのも、聞かれるとわからない、というだけで、あなたがわかっていることはかーちゃんもとーちゃんもわかっている」
「先生にも聞いたことは話しておこうか」

というやりとりをしたら、「漫画読んだら行く」と言って、2時間目から登校した。

学校まで送ると、1時間目から続きの図工の時間で、子ども達は制作中。
先生も今なら少し大丈夫とのことだったので、廊下の立ち話で状況を伝えた。

・質問されるとわからなくなって緊張、混乱すると言っている。それが嫌で、行きたくなくなるそう
・視覚での理解は得意で、わかっていないわけではない
・言葉で答えるのが苦手、書いて答えるのは大丈夫、という認知や表現の得意不得意的かなと思っている
・学びたい、理解したい、は本人に明確にある

最後に、家でのサポートを考えるために、どういう時にそれが起きるのか息子とも話しながら知りたいので授業を見学したいのですが、とお願いすると、いつでもぜひ、と仰ってくださった。
来月に数日見学させていただこうと思う。

先生からは、「授業でもいつもよく手を挙げて答えているので、全然そんな風に見えませんでした」と教えていただいて。

「そんな風に見えない」ものだと、思う。
先生が気づかないということではなくて、本人がそう見せないからだ。
がんばりたい、聞かれているから答えたい、がんばれる・答えられる自分でありたい、という本人にある気持ちと意思が、周りにはそう見せない。

それもよくわかる。

がんばりたいんだと思います。ご心配おかけしてます、いつもありがとうございます、と先生にお礼を言って帰る。

一緒に暮らす時間は、生きる・学ぶための練習を一緒にできる時間。
いつかあなたが自分で生きていく、その時までの。
いいこともそうでないことも、あなたの糧になればいいと思う。

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