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やる気の出ない日々のザツな飯づくり(2)ご飯かけ卵・きたない色のドリンク

「料理はできなくてもご飯だけは炊ける」という人がいます。そういう人は、おかずなどを適当に買ってきて、炊きたてのご飯で食べればよろしい。べつに料理ができるようにならなくても生きていけます。

私の言う「やる気が出ない」は、「やる気さえ出ればカレーくらいつくれるが、やる気が出ないのでご飯も炊けず何も買いに行けずお腹が減って泣いてしまう」というやつです。そういうときは、とにかく、なにか食べないといけない。お菓子以外のなにかを。

私はすごく調子がよいというときじゃないと、さきのことを考えて動くことができません。最近は無洗米もあり、ご飯を炊く手間はさほどではないですが、ご飯を炊くのは1時間後のことを考えないといけないから、とても難しい。今腹が減った、今外には出られない。そういうときにご飯を炊き始めることはできません。

よって、腹が減って死ぬ、となる前に、用意しておくことをおすすめするものがふたつあります。ひとつはレトルトのご飯、もうひとつはです。そのふたつをつかったもっともかんたんな食べ物が、今回の【ご飯かけ卵】です。

・レトルトのご飯(なんでも可)
・卵
・醤油
・お好みで七味や鰹節など

1)ご飯をレンジに入れます。

2)その間に、どんぶり的な器に卵を割り入れ、醤油を適量入れ、卵を溶きます。

3) 2)のなかに1)を入れます。

4)七味や鰹節をかけて完成。

みなさんはふだん、「卵かけご飯」を食べていませんか? 別容器で卵を溶いて、どんぶりのご飯にかけている方も多いでしょう。その別容器を洗うのに、ひとつ手間を増やしています。または、白身は入れずに黄身だけご飯にのせるというあなた、白身を捨てるのはもったいないから残しておくとして、ほら、別容器にとっておいて夜のお吸い物に流し込んだりするわけでしょう?
切羽詰まったわたしたちに、そんなことはできません。少ない作業で、さきのことなど考えず、食べるのが大事です。だから、溶き卵にご飯を入れる。入れたら、わりとしっかり混ぜるのがポイントです。


以下は、ここまでやって、すこし心に余裕ができた場合、応用編です。
ご飯を用意して気づくことは、「もうちょっとなんかほしい」。そういう人がさらに用意しておくといいものとして納豆があります。納豆は、添付されているからしとタレ以外に、追からし、七味、ラー油などを入れるとおかず感が増します。

野菜ジュース・豆乳・ヨーグルトがあると、【きたない色のドリンク】をつくることができます。

・ヨーグルト
・野菜ジュース(スムージー的な名前で売っているもの)
・豆乳

1)コップにヨーグルトをスプーン3杯くらい入れ、ヨーグルトだけでまず混ぜます。

2)その倍の量くらいのジュースを入れ、混ぜます。

3)ジュースと同量程度の豆乳を入れ、混ぜれば完成。

野菜ジュースのタイプにもよりますが、私はいつもこのジュースでつくるので、きたない色になります。別にこんなことをしなくても、ふつうに200mlの野菜ジュースだけ飲めば、洗い物も少ないしよいです。

さて、ごはんです。

醤油と七味は食べながら味を調節するためにテーブルに置いておくと、にぎやかになってよいですね。うちは夫が納豆にからしを入れないため、大量にからしが余っており、私は毎度2つからしを入れて納豆を食べています。

洗い物は、コップひとつと器ひとつまでだと、気持ちが楽です。
納豆卵ご飯にしたいとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、器が納豆でよごれると洗い物をする気が削がれるので、納豆とご飯は口の中でブレンドすることをおすすめします。

これだけなら、最悪、つぎの食事の食器と一緒に洗ったんでも許されるかんじがしますよね。

では。

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