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プロダクトマネージャーとして働き始めて

初めて note を投稿したときはニート生活をしていたのですが(笑)、実は、昨年からプロダクトマネージャー(PdM)として働き始めました。

今回は、PdMとして働いてきて感じたことをシェアしたいと思います!

PM, PjM, PdMの違い

まず、世間で言う「プロダクトマネージャー(PM)」とは、

プロダクトライフサイクル全体を管理し、製品の成功を目指す役割

ChatGPT先生

です。
私が働いている会社では、プロダクトマネージャーを「PdM」と呼んでいますが、海外では「PM」を指すことが多いようです。
混乱を避けるために、以下に違いをまとめてみました。

プロダクトマネージャー(PM): 製品の戦略、ビジョン、ロードマップの策定。
プロジェクトマネージャー(PjM): プロジェクトのスケジュール、リソース管理、進捗の追跡。
プロダクトデザイナーマネージャー(PdM): 製品のデザインに重点を置き、ユーザーエクスペリエンスの向上を図る。

ChatGPT先生

私の業務範囲はPjMがメインですが、PdM的な仕事も(デザイナーではありませんが)担当しています。
ここではプロダクトマネージャーを「PdM」として記載します。

プロダクトマネージャーとして思うこと

ここで本題なのですが、プロダクトマネージャーって結局は ”ビジョンの共有と、それをどこまで根付かせるか” が大切なのでは、と思ったというお話です。

当たり前すぎといえばその通りなのですが、日々のタスクに追われていると、開発チームや事業部もこのビジョンが見失われがちになっていると感じます。

私の具体的な業務は、「機能開発や改修・リリースをすること、そしてそのマネジメント」です。
しかし、リリースの先にあるユーザー体験がどうなるか、というビジョンの共有をすることも重要です。

ビジョン共有のために意識していること

ビジョンを共有し、それを根付かせるために私が意識していることをシェアしたいと思います。
PM先輩の方々がいらっしゃいましたら、もっとこうしたほうがいいよ、おすすめはこのやり方だよ、などフィードバックをいただけると光栄です・・・。

  • キックオフでの共有だけでなく、PRDにもしっかり記載する
    プロジェクトの初期段階でビジョンを明確にし、プロダクト要件書(PRD)にも記載する。プロジェクト全体でビジョンが共有できる。

  • 事業部とのすり合わせ時に目的を必ず伝える
    事業部とのミーティングでは、必ずプロジェクトの目的・ビジョンを伝える。事業責任者との目的を一致させる。

  • ことあるごとにビジョンについて触れる
    日々の業務や会議の中で、常にビジョンについて触れ、全員がビジョンを意識するように。例えば何かの判断をする際にも「目的って何だったっけ?」を意識してもらうようにし、それに沿った判断を促す。

  • ユーザーの行動のビフォーアフターを共有する
    ビジョンをただ伝えるだけでなく、具体的にユーザーの行動がどのように変わるのか、ビフォーアフターのシナリオを共有する。
    チーム全員がビジョンを具体的にイメージしやすくする。

日々のタスク vs ビジョンの共有

そうはいっても根付かせるまでは非常に長期戦であるとも感じます。

毎日タスクがある中で、
開発のゴールは「バグや問題なく無事にリリースすること」
事業側のゴールは「期日以内にリリースすること」など、それぞれのポジションでゴールも異なります。

しかし、最終的なビジョンは「ユーザーがサービスを使いやすくなり、行動が変わること」です。

ここが置いてけぼりにされがちなので、会社や部署による違いもありますが、このギャップを埋める必要があります。
ユーザーにとってこの開発がなぜ必要なのか、どのようなメリットがあるか、ユーザーの行動がどう変わるか、といったビジョンを含めて、共通言語として理解できるようにすることが、PdMとして必要だと感じています。

成長と課題

「そんなの当たり前だ」と思うPMの方々には頭が上がりません。
まだまだ私は発展途上です。

私だけではないと思いますが、つい目の前のタスクや期日に追われると、全体感としてそこの目的が段々とずれてしまい、リリースすることがゴールになりがちです。

例えば、SQAでのテスト検証に出た既存バグ(以前からすでに存在していたバグが、今回のテストでたまたま発見されたこと)も、
開発側は「これは既存バグだから今回は修正しない(私たちの範囲外なので今回はスコープアウト)」という意識があるかもしれません。

昨年入社当初は受け入れていましたが(事業部側からのリリースの催促という圧力もありますがw)、リリース後にユーザーがどうなることが目的か、本来の目的を見失っていなければ、
PdMとしても「既存バグですが、これも対応しましょう、なぜなら私たちの目的は〜〜〜」という判断・説明もできていたかもしれません。

残念ながら私は技術者ではないので、判断は半分開発メンバーに依存していますが、PdMとしてもしっかりと判断できるようになりたいです。

スケジュールやリソース、他の案件の優先度との戦いなので、全てが綺麗に進むとは限りませんが、常に最終的なビジョンを見失わないようにしたいと感じます。

まとめ

PdMとして働く中で、ビジョンの共有とその実現の重要性を強く感じました。
これからも成長を続け、ユーザーの行動に変化をもたらせるようにサービスについても技術的なことについても、ユーザーについても勉強していきます。
まだまだ伸びしろですが(自称)、頑張ります!

読んでいただきありがとうございました。
次回は、プロダクトマネージャーとしての失敗談を共有してみようかな・・・(笑)



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