映画 PERFECT DAYS
PERFECT DAYS
良かった。映画館で観てほしい映画だった。
エンドロールの最後までぜひ見てほしい。
余白を感じさせる映画だが
冒頭で彼の職業がよく分かる会社名の入った作業着の背中を写し出す、観る人への配慮
The
Tokyo
Toilet
(スリーT良い…)
作業着の青色がとても良い絶妙な青で
ダサさを感じさせない真っ青なブルー
むしろカッコよさを感じさせる青さ。
彼が使用するバンも同じ青
この青色は緑(自然)の多い中でも人混みでも良く生えていた。
セリフが少ない分、衣装や小物が雄弁で現実と映画としての魅せ方のバランスを感じる。
個人的には冒頭のほぼ言葉のない日々の流れを写していく所が好きだったが、
上映2時間は、やはりストリー性が必要にならざる得ないのかもしれない。
人との関わりの一つ一つに小さな物語の締めを用意し、
短い会話の中で、ストーリーの答えやヒントを散りばめていた。
ここまで言語化しなくても良いのではとも感じたが、受け手の感覚やこれまでの経験はそれぞれなので
これくらいの「答え」は用意しないといけないのかもしれない。
抽象さとエンタメさのバランスが考えられていて
作品自体の感動と、制作者として学びの多い作品だった。
小さなことに幸せを感じられる人が幸せになるんだよ
と言ってくれた人を思い出す。
こう言う心で生きていたい。
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