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自問自答ができるってどういうこと?

自問自答は得意ですか?
私は最初の頃とても苦手でした。

たとえば、
「何の食べ物が好き?」
と聞きます。
好きな食べ物がはっきりしているならすぐ答えが頭に思い浮かぶはず。
「いくらとあんこ」
私ならそう思い浮かびます。

じゃあ、こんな質問は?
「好きな人ができたらどうする?」

今なら、
「すぐにその人と話せる状況を作るようにする」
なんて答えが出ます。

でも自問自答が苦手だったときは……
「私なんかが好きになったって、その人は困るし迷惑がるだろうから、何もしないかな」
自分に価値がないと思っていたから、自信なんて当然なくて誰かになにかをするなんて思いもしませんでした。

こんな感じの自分を否定する言葉ばかり出てきていたし、「自問自答に何の意味があるんだ」って思っていました。
答えを出し切る前に自問自答をすぐに打ち切っていたりもしました。
つまんなかったんです。

今は……どんな質問にも答えを出し切るようにもしました。すぐに出ない答えも、「私だったら?」を頭に置いて。
それがとても楽しい。

たとえばこんな質問。
「これからのわたしはどうなりたい?」

「好きなだけお金を稼いで好きなだけ行きたい所へ行きたい。自由になりたい」

以前の私なら思考をシャットダウン!考えることができませんでした。他責思考に全振りしてました。

もうひとつ質問をしてみよう。
「これからも私を嫌う人が出てくるはず。その人どどうなりたい?」

「どうなりたいもこうなりたいもない。その人とはそれまでということ。なんも問題ないし考えることなんてしない。執着があるとしても私なら大丈夫。なんとかする」

こんなふうに答えを明確に出せるようになったのなんてここ最近の話ではあるけども……
昔と今じゃどっちの方が心地良いか?といったら、断然今の方です。
自問自答が上手くできなかったときは、人に自分を見られたくなかったし、自分という人間を知って欲しくなかった。それに
「どうせ私のことを嫌うんでしょう?」
って頭から思ってしまっていました。

でも、そんな世界を作っていたのは自分なんです。
なんなら、自問自答ができていると思うようになっていた頃もそうだったかもしれない。
それは、自分の弱さを認めたくなかったとき。

今は自分の嫌いなところも弱いところも全部受け止められるようになりました。
「そういうところもあるよねー。仕方ない仕方ない」
って。

私は誰にだって弱かったり人から嫌われたりするようなところがあると思っています。

それが人間だもの。
それが問題なんだとしたら、それはその人の問題。誰の問題でもありません。
だから、受け止めることは自分のことだけで十分なはずなんです。
そう思うようになってから、本当に楽になりました。

とはいえ、自問自答が苦手な人、自己受容ができない人を否定しません。
まだまだたくさんの経験をしたいからそうなっているだけなんだと思います。
私がそうだったから言えること。

誰しもが自分を否定しないようになることを目標としているのかもしれません。
自問自答の練習もおすすめですよー。

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