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【譜面】装飾音符・装飾記号を紐解く【演奏】

早くも夏がすぐそこに迫ってきていますね!
突然ですが、ナカジ。は今年「姪っ子か甥っ子」が誕生する予定です。

ついに私もおばになる時がくるのね、、、、(しみじみ)
むしろお姉ちゃんと呼ばせたい(笑)

さて、本日は譜面上でよく見かける「装飾音符」と「装飾記号」についてのお話。
譜面例を中心に、基本的な奏法をご紹介してまいります。

あくまでよく出てきそうなものを抜粋しておりますので、ほんの一部と捉えていただけたらと思います。
・今まで装飾音符を曖昧に理解していた
・ぶっちゃけどう演奏するのかわからないまま放置していた
・そもそも装飾音符・記号ってなに?

そんな方には、ぜひ本編を読み進めていただきたい!!

さっそくまいりましょう!!

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<装飾音符ってなに?>

装飾音符は、譜面上のある音に装飾をつけるために記載される事が多く、ほとんどは主要の音符に対して小さな音符で記載されています。
ただ、装飾音符と言っても種類が多いんです。
それは、時代・奏法・奏者・作曲者・出版社によって解釈が多様に存在している、という事が大きいからでしょう。

今回は、装飾音符の主要な部分を抽出して紹介します。
時代背景や作者の解釈等々は、需要があれば別の記事でとりあげようと思います(笑)

<譜面に存在する装飾音符>

実は、細かく種類があるんです!
以下それぞれよく出てくるパターンを紹介します。

<前打音(ぜんだおん)>

前打音の中はさらに3つのパターンが存在します。
・長前打音
・短前打音
・複前打音

●長前打音

譜面上では、以下のような表記が多いです。

この場合、実際は以下の奏法で演奏されています。

前打音が8分音符だった場合は以下の表記になります


実際の奏法はこんな感じ↓

●短前打音

装飾音符に斜め線が入っている場合がこのパターンになります。

奏法は解釈にもよりますが、2パターンいずれかで演奏される事もあります


例)パターン1
例)パターン2

●複前打音

装飾音符はひとつだけとは限りません。
以下のように、ある一つの音に対して、複数の音符が入る事もあります。


こちらも奏法パターンとしてひとつの解釈とは限りません。

パターン①
パターン②

●番外編:中間打音(ちゅうかんだおん)

装飾音符は、必ずしも最初にくるものばかりではございません。
あるひとつの音の後に含まれる事もあります。

以下のような形です。

奏法・解釈は以下のパターンが考えられます。

パターン①
パターン②

『装飾音符』といっても、実は様々登場しているんですね。
どれかひとつでも譜面上で見かけた経験はあるのではないでしょうか?

<装飾記号ってなに?>

ここからは、装飾記号を一挙にご紹介してまいります。
この記号、どうやって演奏するの??と譜読みの際に「???」になった経験はありませんか?

奏法を記号に省略して譜面上に記載する事はザラにあります。
ここではよく出てくる装飾記号を抽出してみますので、ぜひ把握しておきましょう♪

●モルデント

波打ったような記号がこのモルデント。

奏法としては、2度上の音に出てすぐ戻ります。
※以下参照

一方、縦線が入った記号も登場します。

こっちは2度下の音に出てすぐ戻る奏法になります。
※以下参照

●トリル

トリル、もしくはトリラーと呼ばれています。
譜面上の記号では「tr」

トリルもパターンが細かく分かれています。

明確化された奏法パターン
明確化されていないパターン

●ターン

音と音の間に記載されている場合と、音符の上に記載されている場合もあるので、場所によって奏法も異なります。
※以下参照

奏法パターン

※上記以外にも様々な奏法を記した記号も登場しますが、通常よく出てくるものを紹介しております

<まとめ>

本日は、ほんの一部でしたが、演奏時に欠かせない「装飾音符&装飾記号」について触れてみました。
ぜひ、本日の譜読みからチェックして紐解いてみてくださいね♪

次回は反復記号とリピート奏法について解説していこうと思います♪

なかなか不定期ですが、有益な情報をお届けしてまいりますので、ぜひ「いいね!」と「フォロー」をよろしくお願いします!!

さて!!本日は門前仲町のとあるスタジオでフルート奏者さんとDuoしてからのレッスンしてまいります!!


引用文献:新装版「楽典」理論と実習 より

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