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かみつれ

忘れたくない小さな心の動きと無常な日常の記録。言葉で心がつながる瞬間がひとつでもあると嬉しいです。
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#クリエイターフェス

24歳の自分へバトン

私の住んでいる地域にも、水音が響き、梅の完熟した香りがふわっと広がるようになってきた。 …

郁 香
1年前
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「難単」が連れてきたオアシス

「倫理という学問は暗記教科じゃありません」 大学2年生の春、講義室にしては小さめの教室で…

郁 香
1年前
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忘れていた感情は秋の味覚

「あなたにとって温かいつながりとは?」 そんな問いを受けた時、すぐさま前日まで同じ時間を…

郁 香
1年前
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濾過された雲

最近、異常に眠い。 朝起きても身体を起こす前に気を失うように寝てしまう日々が続いていて、…

郁 香
1年前
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「好き」の表現は、心のビタミン

「懐かしいね、もう5年も前の話になるのか」 電話口から相変わらず柔らかい声が聴こえる。声…

郁 香
1年前
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漂う煙が言葉を掬う

部屋に入ってくる光の色が徐々に赤みを増しつつすみれのような色に移り、穏やかにその光を別の…

郁 香
1年前
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noteで繋がる秋のご縁

「え!?!?!?」 何気なく開いたTwitter、その通知欄に思わず目を凝らした。 夢?夢なのか? なんだか抑えきれないうわついた気持ちを滲ませながら、返信をしたのが先ほど。 実は数日前、こんなツイートをした。 文筆家の塩谷舞さんが綴られた文章講座があまりにも素敵で、感動して思わずツイートしてしまったのだ。 そのツイートに友人が返信をくれて、共鳴をしてくれた。 彼女の返信とまたも共感というよりも、心を共鳴させた感覚が嬉しくて嬉しくて、舞い上がった。それだけでも心