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かみつれ

忘れたくない小さな心の動きと無常な日常の記録。言葉で心がつながる瞬間がひとつでもあると嬉しいです。
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#スキしてみて

24歳の自分へバトン

私の住んでいる地域にも、水音が響き、梅の完熟した香りがふわっと広がるようになってきた。 …

郁 香
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発酵

実績のないまま駆け出したばかり故に、4月以降は少し生き急いでしまうような瞬間が自分の中に…

郁 香
1年前
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荒波デイズ

かみつれ日記を始めて、最初はとても楽しかった。 ただ、楽しかった。 今日の感情や出来事、…

郁 香
1年前
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「面白い」の多様性

分かりやすさを求めるが故、自分の中で爆発した感情や表現みたいなものを削ぎ落とし、誰も傷つ…

郁 香
1年前
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追憶ホスピタリティ

「今日はどんな感じにします?」 半年前に聴いたその声が、今もなお鮮明に頭に浮かぶ。大学時…

郁 香
1年前
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溺愛パンの向こう側

「これ、焼き立てです」 そう柔らかな声を響かせながら、深めのバスケットに熱々のパンたちを…

郁 香
1年前
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雲と日常

最近、外出すると空を見上げて、その空の写真を撮ってしまう。 そうやって、ほとんど毎日空の写真を撮っていると、この空は似たようなものはあっても全く同じ空は2度とない。 そんな空への好みも変化した。 以前は雲ひとつない、真っ青な空や、グラデーションが綺麗に映える空が好きだった。 以前はこのように雲が映らないように、雲を避けて撮るようにしていたのにも関わらず、近頃は寧ろ雲を中心に空を撮るようになった。 真っ青で何もない空も、もちろん綺麗。空の色彩の一瞬で濃淡が変化していく

「すなお」

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郁 香
1年前
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幸せをゆるす

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郁 香
1年前
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表情と呪縛

「なんか、表情が固いね」 誕生日に過ごした方との写真を彼に見せると、そんな言葉が返ってき…

郁 香
1年前
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チューニング

「音楽」 この言葉をなくして私の青春は語れない。 ここ数日、吹奏楽に僅かだけれど触れる機…

郁 香
1年前
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おばあちゃんの味

先日、実家から一箱の荷物が届いた。

郁 香
1年前
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24歳

「もうすぐ着くよ」 その言葉に心を躍らせながら待つ新幹線の改札前、わずか数分の時間がとて…

郁 香
1年前
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「わからない」

「返却期限が近づいています」 その1文に尻を叩かれて、図書館へと向かう。